東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『祝日の夕暮れ』

tokyomoon2017-09-20

一昨日の夜は風と雨が強く、台風が近づいているのだなぁと実感。ねこの『どじょう』が雨に濡れてたり、風に驚いてないかと不安になる。


翌朝は快晴。天気予報でもそう予報していたけど、深夜の風雨の強さでとても信じられなかったけど、あっさり通過した様子。久しぶりの快晴で朝から気持ち良く、布団を干して、掃除、洗濯をする。暑さで汗をダラダラかく。


そのあと、娘からヤマボウシを採りに行こうと言われ、雑司が谷霊園へ。台風の影響で銀杏の実が落ちて割れて、独特の匂いがする。台風一過で夏のような陽気の中、秋の匂い。ヤマボウシの実がなっている木を見つけて、赤くなっている実を採る。綺麗な赤い色をしてる。洗って食べると、渋い渋い。


それにしても、風が心地よく、陽射しが気持ち良い日。一度家に帰ってから、家族で昼食を食べにあずま通りへ。嫁が連れてってくれたお店でランチ。少し高かったけど、だだちゃ豆のリゾットなど、とても美味しかった。


それから娘と上野へでかける。『深海展』という催しを見ようと思ったが、驚くことに3時間待ちと言われ断念。国立科学博物館の常設展を見る。祝日ということもあるのか、びっくりするほどの人混み。娘といろいろな展示を興味深くみる。結局、閉館まで観ても回りきれなかった。


それから上野公園の出店で焼きそばなどを買って食べる。娘が喉が渇いたらしいので、「なんか飲む?」と聞くと「かき氷を溶かして飲む」と言う。つまりかき氷が食べたいのだ。ラムネ味のかき氷を買うと美味しそうに食べる。「溶かして飲めば喉もかわかないからね」と思い出したかのように言うので面白かった。


ゆっくりと陽が傾いていく。上野公園の木々で空と境界線ができたようになっていて、その稜線のような縁のところからゆっくりと蒼くなっていく。ゆっくりと流れるいい時間だった。


帰りは谷中霊園の手前を歩き鶯谷駅から乗車。都会にしてはびっくりするほど暗くて、娘が「怖い」と言う。遠くにスカイツリーが見える。買い物がてら巣鴨で降りて、商店街を歩く。19時過ぎくらいには多くの店が閉まっている健全な通り。いくつか買い物をして都電で帰宅。


翌日。仕事。夜、帰宅途中に嫁から連絡がある。『どじょう』が戻ってきたとのこと。ホッとする。よく家を見つけられたなぁと思う。人の足でもそこそこかかる距離だし、車通りのある道を横断しなくてはならない。どこかしら精悍な顔つきで目つきも鋭くなっていた。語られぬ冒険の日々があったのだろうと想像する。