東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『大きな川のそばで』

土曜。早朝から車に乗っていろいろ走る一日。都内をあっちこっちいったり来たり。土曜なのでそれなりに混雑もありつつ。それにしても、Spotifyの便利なことよ。カーステレオとBluetoothで接続すれば音楽がわんさか聴ける。しかも音質も違和感なし。これは、あれだ、もう、ほんと、CDとかには戻れんなぁ。もちろん、パケット料金はかかるものの、まさかこれはという楽曲でさえ検索をすると出てきてしまうわけで。マイケルナイマンの音源もこれでもかというほど聴ける。好きな映画「ひかりのまち」のサントラもあるし。というわけで、Spotifyを聞きつつ、運転をする楽しさに目覚めつつある。

どうも最近、築地、豊洲近辺に縁がある。汐留から元の築地市場跡の横にできた道を通り、晴海の方を通る橋がある。新しくできたその橋を渡る。たまたま手にした『東京人』という雑誌にも築地に関するエッセイがありそれを読んだりしている。東京はどこもかしこも2020年に向けて、解体と建設が繰り返されている。壊しては作り、作っては壊す。どこもかしこもいろいろ目まぐるしい。車で走ったり、街を歩いている分には面白く映る風景も、来年にはどうなっているのか定かではない。

日曜。仕事で、本八幡という普段はなかなか行く機会のない街へ。都営新宿線の端の駅だった。途中までは地下鉄だけど、地上を走り、やがて江戸川を渡る。そこが見晴らしがとても良かった。本八幡で仕事が終わり、少しばかり時間があったので、どうせならと、江戸川河川まで歩いてみた。大きな国道を歩いて、それから細い道路へ。日曜の夕方、のんびりとした時間が流れていた。18時までしか開いてない駄菓子屋があった。子供相手の商売だから18時までの営業で良いのだろう。潔し。他にも車の洗車を家の前でしている男性がいたり、日曜の夕方時、各々自由に過ごしている感じが良かった。日が暮れかけようとした頃、江戸川河川に着く。空が広い。遠く、スカイツリーや富士山も見える。空が少しずつ、オレンジ色に変わっていく。河川敷では野球をしている少年たちがいる。父兄の方々もいろいろ協力しているが、お父さんたちも身体を動かして大変だと思うが、じっと子供たちを見ているお母さんたちも大変そうに見える。海まで9.5キロという案内表示がでていて、そうなのかぁとぼんやり眺めながら河川敷を歩いていると、次は海まで3.5キロという表示も出てくる。どっちなのだろう。そうこうしているうちに、どんどん日が傾いてきて、空がオレンジ色になっていく。空の上の方を飛行機がたくさん飛んでいる。河川敷から東京方面へ向かう橋を渡る。そこで川をぼんやり眺めると、陽に照らされた川面がキラキラしている。カメラでぱちぱちとその写真を撮る。橋を渡って篠崎という駅へ向かう。さすがに身体が冷えて、地下鉄の構内に入るとホッとした。都内へ向かう電車の中で、座ったらあっという間に眠ってしまった。

夜は娘と嫁と合流して、野菜をたくさん食べれるお店へ行く。美味しかったけど、疲れていたのかビール一杯でなんだか酔っぱらう。

そんな週末。