東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『眠っても眠っても寝足りない』

1日から2日にかけての深夜、そろそろ寝ようと布団に入ったとき、普段では聞かないような、まるで家の柱が折れているような音が聞こえ、腹の底の方になにかずんと響く音がした。大きい音ではないし、地震のように揺れがあるわけではないので、嫁や娘が起きるわけではなく、だから、僕も夢かなと思い、そのまま眠りについた。翌朝、目が覚めてそれからニュースサイトを何気なく見ると、僕が寝ようとした時間に謎の光が関東の空を飛来していたというニュースが流れていた。実際、それなのかどうかはわからないけれど、可能性としてはそれが高そうだった。不思議な感覚だったけど、なんというか、ちょっとびっくりするような感覚があったし、なるほど、もし、隕石が直撃したら、日本なんて、いやそれどころか世界全体が一巻の終わりなんじゃないかと思えた。なにせ、上空をかすめた程度で、人の腹の底にずんと響かせるのだから。とてつもない力だ。

2日と3日はいろいろありつつ、夜遅く、そして朝早くから仕事。歳を取ったからか、深夜まで働いているときつい。が、まぁ、若いころから徹夜は苦手だった。寝くなってしまう。そして4日。この日は仕事が休み。それでさすがに寝る。目覚めたら11時。微妙な時間に朝食のような昼食のようなものを食べて、また横になる。で、目が覚めると16時手前。寝すぎだ。さすがに寝すぎだけど、それでもまだなんとなく眠い。熊みたいに寝だめができれば苦労はしないが、そういうわけでもないのに、驚くほど眠る。それから家の庭のだいぶ育ってしまったグミの木の枝を伐採。枝切ばさみで切れるところはいいけれど、少し太い枝はのこぎりで切る。せっかく伸びた枝を切るのは忍びないものの、道路にも枝が垂れ下がってきてしまい、切らないとまずい事態なのでやむを得ない。それにしてものこぎりでもなかなか切れないほど、丈夫に育っており、なんだか関心してしまう。この家に住み始めたとき、庭先にあった、本当に「箱庭」のような場所であり、そこにいつの間にか嫁さんがグミの木の種をまいていた。少しずつ伸びてきているなぁと思ったら、気が付いたら二階のベランダにたどり着くほど伸びていたので、これはいかん、となった。がっつりと綺麗に切ってしまったので、ほんと忍びない姿になったけれど、また育ってほしい。夜、また油断をするとすぐに眠くなってしまう。どれだけ寝ても、寝足りない。

5日。日中は仕事。久しぶりにいろいろとしゃべる。といっても、人前ではなく、パソコンに向かい。オンラインっていうのはつくづく便利だなぁと思いつつ、カメラ越しで誰かに話すという行為は、伝わっているのかどうかいまいちわかりにくい。夕方になると、外が晴れて日が差していた。それで少し外にでると気持ちの良い風。久しぶりに空が青い。気持ち良い。仕事を終えて、夜は風があり心地いい。が、九州では大雨。ニュースを見ると深刻な事態。と、つい携帯のネットサイトで都知事選の結果を知る。投票率もそうだけれども、結果に茫然とする。残念だ。まぁ、結果は結果。だけれども、これほど世の中いろいろとあり、納得のいくリーダーに行政をやってもらいたいと思う中で、なぜに投票へ行くことすらしない人がこれほどにいるのか。うーん、せっかく心地いい天気なのに、なんとも残念な次第。

家に帰り、嫁さんたちが買ってきてくれていた「ゆるカフェ」のカレーを食べる。美味しいのが救い。