東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『少し落ち着く土曜』

いろいろなことが終わらない中で、急激に緊急事態宣言が現実味を帯びてくる。1週間前には思いもしなかった事態。で、ふと振り返り、いろいろなことがありすぎて、本当によくわからない濃度の1週間だったと驚く。具体的に何があったわけではないのだけど、これほど気持ちが揺さぶられる1週間もないなぁと思う。

たまっていたメールをできるだけ、片づけようといろいろ作業をする。それで少し落ち着いたからかもしれないけれど、周りを見る余裕がでてきた気がする。

方言のある地域で育った人が地元の友人と電話をする時に、方言がでてしまうのを聞くと、新鮮な気持ちになる。つられるとか、そういうことではなく、元々持っていたものがでてきてしまう感覚。自分にはないので少しうらやましい。「それでも地元の友人からは訛りがなくなってきている」と言われるのだという。方言は、その地域に住む人たちの共通言語だ。慣れた人同士であれば通じるというところがとても素敵だと思う。

仕事終わり、少しだけ余裕ができたので、少し遠回り。夜の東京タワー前は人が大勢いた。緊急事態宣言前の駆け込みとでもいうのか、単に土曜の夜だからか。東京タワーの下に、鯉のぼりがたくさんあった。本当ならば、この大型連休のために用意されたものなのだろう。それにしても緊急事態宣言。休業補償を出したくないことがあけすけで見えるが、にしても遊園地に関して、無観客開催はOKというのは一体どんな理屈なのだろうか。その件に関するニュース記事に回答した遊園地運営の人の「意図をはかりかねる」という言葉に申し訳ないけど笑ってしまった。はかりかねるよな、わからないもん、無観客開催。