東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『歩いたことのない都心を歩く』

少し早く起きて、仕事へ出かける。日曜の朝なので、電車は空いている。日中の仕事は室内にずっといた。夕方ころ、一区切りつけて、外へでる。繁華街だったのだけど、びっくりするほど、人がいる。なんなんだろうな、緊急事態宣言。

それから、一度、事務所へ戻りつつ、次の打合せ先へ。地図を見ていろいろ考えると、電車で行くと微妙な回り道をして、2駅ほど電車に乗らねばならず、さらに駅からも降りて歩かねばならないことを考えると、事務所から歩いて行ってもそこまで変わらないのではないか、と思い、歩くことにした。渋谷から西麻布を経て、根津美術館のあたりへ。この一帯は、ほんと、高級そうな建物やお店が並んでいる。岡本太郎美術館は以前に一度、行ったことがあったけど、根津美術館はまだ入ったことがなかった。と、地図で見ると、長谷寺というやたらと広い敷地の寺が。それまでまったく気にしたことがなかった。少し余裕があったので、行ってみようと思うのだけど、住宅街の中をうろうろするばかりで入口にたどり着けない。結構な傾斜の坂道と、わりと、のどかな住宅街で、そこが都心ど真ん中とはちょっと思えない。犬を散歩させている住民の方もいる。当然、高級住宅街で驚くような家もあるけれど、意外と庶民的な家もある。かつてからそこに暮らしている人にとっては、周りがいつの間にか賑やかになっていったのかもしれない。ようやく長谷寺の入り口にたどり着いたが、誰かしらの告別式をやっていて入りにくく、中に入るのはやめた。

打合せ。いろいろなことに興味を持つこと、自分の考えを持つ人の話は聞いていて面白いなぁと思う。計算高くなく、単に興味があり、何かに夢中になっている。そういう話を聞くのが好きだ。打合せが終わったのは、21時半過ぎ。表参道近くだったので、原宿方面へ歩く。まもなく22時だからなのか、日曜だからなのか、そして緊急事態宣言下だからか、人気がなく、静かだ。やはりそれは寂しい。数組の若者たちがたむろして、お酒を飲んでいる。それを不謹慎という人たちもいるが、いろいろ悩ましい。どこか開いていれば店に入るだろうし。まぁ、ただ、うるさくしたり、ゴミをそのままにするのはやめてほしいけれど。

家に帰ると22時半過ぎ。とりあえず筋トレしつつ、ぼんやりしているといつの間にか眠っていた。