東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『若い人から刺激を受ける』

29日(木)。朝から暑い。仕事の打合せで銀座付近へ。上着を着ているとそれだけで暑い。少しだけ早く着いたので、駅前で少し立ち止まっていると、近くの話し声が聞こえてくる。どこそこの鰻が地元の天然のものを使っていて美味しいという話をしている。店名を聞いたのだけどすぐに忘れてしまった。

打合せ後、急遽、少し同僚たちとご飯へ行く。まだ20代前半の人もいたのだけど、いろいろと映画やお芝居を観ていて頭が下がる思い。そのうえ、多くの仕事の現場へ行っている。現場での姿勢も学ぼうとする姿勢が素晴らしい。僕は、20代前半の頃なんててんで適当だった。お芝居はできる限り見に行ったし、映画も観ていたと思うけれど、とはいえ、仕事は派遣のルーティンな仕事をのびのびとしていた。それに比べるととても意欲がある。

今の日本の環境はどうなのだろうと世間話をしていた。同僚の一人は監視社会ではあるけれど、以前に比べると、「こういうもんだろう」と自分が我慢しなければならないことが減ったし、モノをきちんと発言できるようになった、自分の子供が暮らしていくには悪い環境ではない、という。そうなのだろうか、僕はなんだかどんどん息苦しさを感じていて、どんな些細なことも掘り下げされて指摘されるみたいなことが窮屈に感じていた。だけど、こうやって若い世代と話をして、非常に前向きに自分のやりたいことに取り組み、学ぼうとする姿勢を持っている人と話ができると、確かに悪いものでもないのかもしれない。こちらがお薦めした映画や舞台など、その場でスマホで検索をし、興味深ければメモをする。なんならyoutubeで動画も観れるし、音楽はSpotifyなどで簡単に聴ける。以前は、TSUTAYAなどに行っては発掘することが面白かったけれど、探し方も変わった。自分の脚で探さないとダメだみたいな考え方はもう古いのかもしれない。生まれたときから、ネットやスマホが当たり前のようにある世代にとっては、それがあり気であるのは当然だ。それで言えば、僕らの時代も当たり前のようにテレビはあったけれど、それよりわずか数十年前は、まだテレビが当たり前ではない時代があった。きっとその頃の大人たちは、「今の若いやつらはすぐにテレビだなんだと」みたいに言っていたに違いない。

それはそれとして、なんだか久しぶりに刺激を受けて、もっとどん欲にインプットしていかねばという気持ちになれた。

30日(金)。仕事で朝から職場へ。Zoomにて少し仕事。Zoomもまた当たり前になった。便利だ。離れた人とも当たり前のように打合せが出来る。

午後、仕事の要件で外へ出かけなければならなかったけれど、雷がゴロゴロと怪しく響いてくる。それで急遽、車で移動。と、走り出した途端、かなり強い雨が降る。ゲリラ豪雨。それもそこそこ長い時間。運転も危なく感じるくらいの雨。外に出ていた人たちは大変そうだった。1時間もすると雨が止み、晴れ間もでてきたけど、それにしても本当にここ数年、こういうゲリラ豪雨が当たり前のようになってきた。

仕事を終えて、家に帰り、筋トレしたり、少しのんびり。コロナ陽性者の数が尋常じゃない。夜はそこまで暑くはない。録画した「古畑任三郎」ばかり観ている。池田成志さんが二度出てきて、二度殺されていた。インプットってこういうことではないのだが、それでもずっと「古畑任三郎」ばかり観てしまう。