東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『穏やかに晴れた一日に』

27日。早朝から仕事で朝6時手前に車で出かける。とはいえ、この時間でも出歩いている人はいるし、働いている人もいる。何も自分だけではない。

家に帰って、やらねばならないことがあり、パソコンを開くが作業の2/3ほどやって限界。肌寒いので毛布にくるまって横になると、猫が入ってくる。こうなるともういかん。そのまま寝落。

28日。朝、目覚めるとさすがに肌寒い。毛布一枚では辛かった。ゴミ捨てしたり、掃除機をかけたり。洗濯をしてから、期日前投票へ行く。投票はもちろん行くのだけど、今回は悩ましい。住んでいる場所の区から届く選挙新聞みたいのを読みつつ悩みつつ。

投票をした後、区役所の1階のカフェで仕事。ちょっと急ぎの件をまとめる。昨日寝てできなかったもの。諸々終えて、少し時間があったので、陽射しも気持ち良かったので新宿御苑へ。

新宿御苑で、入園パスポートを出すと「有効期限が切れている」と指摘される。もとは3月30日で期限が切れる予定だったのだけど、緊急事態宣言延長で有効期限が10月まで延びたと言われていた。手書きでマジックでパスポートに数字を書かれているくらいだから、結構適当なのかと思ったけど、まさかデータとしてきちんと処理されていたとは。まぁ、なんというか、コロナはまだまだ安心できないとは思いつつ、パスポートが切れたのもこの時期というのは、何かタイミングがあるような気がする。で、パスポートを改めて買いなおす。

穏やかに晴れて心地いい。Tシャツにインナーを着て来たけど、ちょっと汗ばむくらい。芝生に転がり、ぼんやりする。先日買ったPOPEYEの映画特集はいちいち素晴らしい。黒沢清監督のスピルバーグ作品を振り返るインタビューと、大根仁さんの平成の映画を振り返る原稿だけでも、購入した価値がある。というか大根さんの文章はなんだか泣けてくる。

15時過ぎくらいになっても、陽射しが残っていて、心地いい。僕はいつも御苑の端っこの方の芝のうえでダラダラと過ごすのだけど、そこからベンチに座っている人や、歩いている人をぼんやり眺めるのも好きだ。穏やかな時間。なんだかのんびり歩く人たちは良いなぁと思う。カメラにその風景をおさめてみる。なんてことない風景。なぜか映画「トニー滝谷」の風景描写を思い出す。あれは良かったなぁと思う。

夕方、抜けていた差し歯をつめに歯医者へ。ここ数か月、歯医者へ行くのをさぼっていた。というか物理的に忙しすぎていけなかった。やんわりと、この先、治療をするつもりはあるのかと問われて、次こそは来ると誓い、予約をいれる。

その後、再び、仕事。結局、ぼんやりしていても、メールがたまる、返さねばならない。ふと、スマホを見ていると、広告釣り画像で、「昭和54年生まれの人は、10月に大きな転機がある」というものが出てくる。一瞬、心揺らいでクリックしそうになったけど、考えてみると、昭和54年生まれ、って括りが広すぎるだろう。そりゃあ、なんでも『転機』と思えば、転機に見える。占いは信じてないので、開くのはやめた。