東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『のんびりの初日』

29日。出社もなく、ゆっくりとしていたら目覚めたのが朝10時。さっそくダラダラとしてしまった。起きて、朝食。それから洗濯。晴れて気持ち良いので布団も干す。

昼に池袋へ。それほど久しぶりというわけでもなかったはずなのに、以前はあった店が無くなっていたり、別の店になっていたりと変化が目まぐるしい。昼食に嫁さんが手羽先を食べたいということでチェーン店の居酒屋へ。思ったよりも混んでいて驚く。で、昼から手羽先とビール。それもまた休みの日の醍醐味か。美味しいものの、ここ最近、ビールを飲むと結構、調子が悪くなる。弱っているのかもしれない。

食後にジュンク堂へ。国道16号線の特集をしたという『東京人』という雑誌を買いたくて本屋へ行ったのだけど、見当たらない。確認すると発売が1月4日だという。それで、フラフラと物色していると、原武史さんの「最終列車」という本をたまたま見つける。で、少し読むとこれがなんとも面白そうな。つい、購入。嫁と娘もそれぞれ本を買ったので、近所のカフェで読書の時間。

小一時間読書をしてから、少し帰宅。夕日が沈んでいく。娘とニンテンドーWiiWiifitをやる。何年振りだろうか。それから再び出かける。新宿へ。ドキュメンタリー映画『GUNDA』を家族で観る。ナレーションや音楽もなく、風景の音と映像のみ。画作りがドキュメンタリーというよりはもっと作品のような撮り方。深度をつけた画角は計算されたカット割りのように見える。時間をかけて何度も撮った素材をつないだのではないだろうか。追いかける豚たちも成長しているし。何より、音だろう。画と共に音も溢れるようにたくさんの表情を見せる。映画館で体験してこその醍醐味。内容については安易なことは言えない。豚たちの、母豚の乳房に群がる力強さは、生命力そのものだし、それをいただく僕らが、可哀そうなんて言うのは都合のいい身勝手だ。あの、ラストの長回し。母豚の、あのぐるぐると不在の子供たちを探しているかのような、それまでには見せなかった早足の動作、声。そんな豚たちを僕らはいただいているのだと、目を背けずに見る事が大事なのだろう。

映画館を出て、御飯を食べて帰宅。そんなこんなでのんびりとした冬の一日。