東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『風の強い祝日』


朝、8時手前に目覚めるとすでに嫁も娘もいない。発表がもうすぐということで朝も早くなっているらしい。

朝食を食べて掃除機をかけて、ゴミ出しをする。それから風呂場の足ふきマットなどを洗濯。外は風が心地いい。

それから職場へ。電車はさすがに空いている。今日は祝日。しかしなんの休みなのかいまいちわからない。先日、娘とちょっとしたジャンケンゲームをしたとき、少しばかり脳トレのようなものが必要なのではないかと、スマホで調べたら、こんなゲームを集めたサイトを見つけた(https://www.p-game.jp/game48/)。いろいろあるのだけど、瞬間記憶ゲームというのを時々やっている。8まではいけるが、9は滅多にいけない。まして10にたどり着けない。速読のようなものは鍛えればできるようになるというが、瞬間記憶も鍛えれば伸びるのか。まぁコツコツ。

仕事諸々。打合せもあり。仕事はタイミングが大事で、いろいろと待たせていることもあるのだけど、急がば回れと理解してもらう。雑談も少々。コロナにより気が滅入る話などもちらほら。話を聞いていると、先方さんはコロナ3回もかかってしまっているのだという。ちゃんとワクチンも接種しているのに。こうなってくると、やはり、こればかりは運というか、かかりやすい体質もあるのかもしれない。かかってない自分は幸いだろう。

他の仕事で、諸々聞かれたことに対して、自分なりの助言をすると「松瀬さん、脚本書いてるんですもんね」といきなりなことを言われる。それはずいぶん昔の話になってしまった。今は、何もしてないかと言われると、そういえば、いろいろな企画は考えたり、朗読劇の台本を書いたりはしたものの、それもどちらかというと調整役のような立ち位置だし、自分で書いた実感は無い。書けるものなら書きたいけれども、とは、思いつつ。それにしても、なぜ知っているのだろうと不思議な気持ちになる。

諸々仕事が終わり、一息。で、少し時間があったので、新宿御苑へ。日が暮れ始めて、風も吹いていてとても心地いい。風が強いのは台風の影響か。幡野広志さんの『ラブレター』の続きを読む。命日を思い出されて悲しくなるのも嫌だから、誕生日に死んで、生まれた日を思い出してほしい、といった幡野広志さんの自分の死に対する向き合い方は、一読者からすると、とてつもない強さだなぁと思う。そういった自分の病気も含めて、「今を楽しく生きている」と肯定できること。読み終わって一息。雲の動きが早く、見ていると刻々と雲の形が変わる。ぼんやり見ていると、雲によって色が違う。雨雲のような灰色の雲もあれば、夕焼け色の雲、白い雲もある。なんで色が違うんだろうと眺めていて、同じように見える雲も、その位置によって沈んでいく太陽の光の当たり方なのかなと思ったり。閉園の時間になり、陽が完全に沈んで、ビルも日が当たらなくなり、黒い立方体になり始めてきた。陽の沈み方だけ見ていると、なんだか、もう真夏は終わったような気になる。理由はよくわからないのだけど、空を眺めてなんとなく、寂しい気持ちになった。

そういえば、今日は飛行機を一機も見なかった。先日まではひっきりなしに、御苑の上空を飛んでいたのだけど、飛行機のルートが変わったのかもしれない。

御苑をでて、ビルの中を歩いていると、蒸し暑さが復活してくる。カフェで仕事再び。時々息抜き。娘に瞬間記憶ゲームをLINEで教えると、娘は6までしかいけないという。頑張れとLINEを送る。と、7までいけた、ときた。

夜は風が吹いて心地いい、が、まだ猫が一匹帰ってこない