東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

千鳥日記『忙しいので短い』

■ 昨日の夜勤明けに本屋へ向かう。桑原茂一さんの「A STYLE OF COMEDY」(ぴあ)が欲しかったから。スネークマンショーで有名な桑原茂一さんが制作しているラジオのコント台本が掲載されている。巻末には桑原茂一さんといとうせいこうさんや宮沢章夫さんとの対談が掲載されていて、その対談の内容が「9・11以後の笑いについて」とあれば興味は深まるばかり。

■ しかしこの本がどこにもない。浜松町、有楽町と結構大きい本屋を回るも売っていない。なんということだ。うろうろする。するとここで幸運な発見が。銀座の本屋で「大島渚1960」(日本図書センター)を発見したのだ。まだ売っていたとは。ずっと欲しかった本だ。こんなところでめぐり合うとは偶然とは恐ろしいものだ。本屋をふらふらするからこと本と出会えるわけだ。歩くことの歓びがここにあった。しかしその時は桑原さんの本のことばかり考えていたし、悲しくも持ち合わせがなかったので、本棚にしまう。今度必ず買いに行く。買われないでくれ。

■ で、新宿の紀伊国屋でやっと発見。めでたく購入。紀伊国屋っていうのはやはりいっぱいあるもんだ。鬼に金棒。紀伊国屋が難攻不落の要塞に見えた。こういう本屋が近くにあるだけでも感謝せにゃならない。

■ この本はゆっくり読もうと思う。笑いについてもっと考えていかねば。

■ 夜は吉祥寺へ。友人Kさんが書いた芝居が上演されるので、受付手伝いをしに行く。吉祥寺は久し振りだ。阿佐ヶ谷までは稽古などもあってよく行くがそれより先はまったく行ってなかった。

■ 役者でも見知った人たちが出ている。手伝いがメインだったので昨日は芝居を観れなかったが、今日は観れるので楽しみだ。なぜか役者で出演するはずのDさんが制作の仕事をやっていた。そんなことをしている場合じゃないはずなのにと思っていたら、驚いたことに双子の姉だった。似すぎだ。いくら双子とはいえ。まったく区別がつかなかった。一卵性双生児というのは本当に遺伝子が一緒なんだな。