東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

東京の果て『東京の果て終了』

■ 一日遅れになってしまいましたが、公演は終了しました。観に来て頂いたみなさま、ご来場有難うございました。『東京の果て』は無事終わりました。


■ かげわたり、映像の谷川さん、役者の人たち、スタッフさん、手伝いに来てくれた友人、はたまたスチールを撮ってくれた高松君、そして会場である六本木EDGEのスタッフのみなさんには本当にいろいろやってもらいました。


■ 本番の舞台は、僕がいうのもなんなのですが、とてもよかったです。演出として目指していたものをみんなが形にしてくれました。公演後の打ち上げ等で、役者、バンドメンバー、スタッフそれぞれの方から、個人的に反省点がいろいろあると言っている人もいましたが、僕としては気になりませんでした。確かに目に見えるミスやいつもの練習と違っていた点がなかったかといえば、そういうわけではないと思います。自分にとってのマイナス面というのはすごく気にしがちになってしまうと思いますが、逆に練習の時にはなかったようなよかったところ、あの本番の中でしかだせないような迫力みたいなものがたくさんありました。あれほど稽古を見てきた僕でさえ見たこともないすごくよかった場面がいっぱいあったわけなんで。差し引き計算とかいうわけではないのですが、僕自身は本当によかったと思います。


■ こちらとして申し訳ないと思ったのは、本番当日に小屋入りというタイトなスケジュールで役者やバンド、スタッフの人たちが大変だっただろうというところでした。当然、スケジュールは僕が決めたことなので、前もってわかっていたことではあるものの、演者の人たちが会場の空間に慣れた状態で本番に臨める環境をつくってあげることが製作責任者としての僕の役目だったはずで、やはり当日入りというのは厳しかったなと思います。


■ それと、観に来て頂いた方に申し訳なかったことは、上演時間がすごく長かったことでした。ゲネをできなかったというのはものすごく言い訳なのですが、それにしても客入れのときに「上演時間は1時間50分から2時間を予定しています」と言っておいて結局2時間20分だったのはいかんです。その上演時間が長かったかどうかはもう観た方の判断に委ねるしかないのですが、時間の把握は僕がきちんとしておくべきことで、それを怠っていたのはまずかったです。本当に申し訳ありませんでした。


■ これほど長いと、客席のスペースがすごく狭かったのでとても大変だったと思います。じゃあ、もっと広くて席にゆとりのあるところでやるべきなのかというと、それもまた考えるべきところで、本番のあの雰囲気はきっと六本木EDGEという会場だから出せたというところもあるので、いろいろ難しいです。


■ こういうことを書くのもおかしな話なのかもしれませんが、観に来て頂いた方にしても、ホームページをご覧になった方にしても、何かご意見などを頂ければなと思います。僕自身のやったことや満足がどれだけ、観て頂いた方の中にもあるのか。まず、僕たちは自分が作ったものに対してきちんと批評される立場に立つべきで、そこを気にしないで好き放題やるだけなのはあまりよろしくないかなと思うからです。stereonoiz@yahoo.co.jpは僕個人のメールアドレスなので、宜しければ何かご意見をいただければと思います。


■ なんにしても、僕としては楽しかったのでした。当然、『楽しかった』だけで終わらせてはいけないことで、この公演を経て、今後何をやっていこうか考えなくてはならないところなのですが。せっかく『Tokyoend』というホームページも作ったし。


■ とにかく、かげわたりはかげわたりの活動に、谷川さんはカタカナに、役者のみんなはそれぞれの舞台に戻りました。僕もまた一から仕切りなおしです。今後、みんないろいろなところで活動をしていきます。僕もまたみんなからいろいろ刺激をもらいつつ、自分でも何かやっていこうと思います。


■ 『東京の果て』に関わっていただいたみなさん、本当に有難うございました。


■ これにて『東京の果て』製作日誌は終了です。でわでわ。