東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『週末』

tokyomoon2008-07-27

■ 26日(土)。早起きをして歯医者に行ったり部屋の掃除をしてから、久しぶりに実家に帰る。正月以来。家の目の前の通りにでかいゴルフ用品を売る店が出来ていてびっくりした。母も父も、それに兄も変わりはない。母は僕の歯の心配をし、ライオンからでているデンターなんとかという洗口液がいいとしきりに勧めてきた。夕食を食べた後、兄に車で家まで送ってもらう。夜の都内は空いていて気持ちのいいドライブだった。


  家に帰ってから、おさむんの家に自転車で行く。この前撮ってもらった個人的な写真が出来たとのことでそれをもらいに行く。家で少しおしゃべり。写真と一緒に情熱大陸という番組を録画したテープと本棚にあった雨宮処凛さんの『生きさせろ!難民化する若者たち』と『愛の新世界』のDVDを借りる。ありがたやありがたや。


 自転車で帰る途中で、本屋にも立ち寄る。山本直樹さんの『RED』2巻と武富健治さんの『鈴木先生』5巻を購入。


■ 27日(日)。のんびりとして過ごす。音楽を聴きながら山本直樹さんの『RED』を読む。いろいろな人が参加している『にほんのうた』というコンピレーションアルバムの第二集を購入したのだけどこれがいい。第一集も確実に買うな。

  夕方くらいに池袋へ買い物に。いろいろ買ってから店を出ると雨が降っていた。雷がなる不安定な天気。熱せられたアスファルトが雨で一気に冷たくなるときの、熱を奪う匂い。夏の匂い。雲が早く動くなか、夕陽で明るいのに雨が降る不思議な天気。


 27時間テレビのでたらめさが楽しい。冗長さも一つの面白さ。終盤の、車にペンキを塗るやり取りのあの場面。ペンキまみれの車を見て愕然とする、というある種の落ちがついて一区切りついた状況。ペンキというアイテムが提供されたままあえて余剰な時間が(おそらく意図的に)芸人たちに与えられた。ビートたけしさんという中心が混沌を増長させていく。その台風の目の中に飛び込んでいく芸人はしかし数人だけだった。ナインティナインの岡村さんは背中を押されるがままペンキの前にでたのみで、ネプチューン堀内さんの特攻も次の手がない。若手では唯一小島よしおさんがペンキの前に飛び込んでいた。そんな中、あの場面で、自分の立ち位置を明確にさせたままアクションをとり続けることができていたのは今田耕司さんだけだったように思える。

あの場面、ペンキをかけられるという正解があったとして、岡村さん、小島さんはただその正解に向かって忠実だっただけで、堀内さんはそれとは異なる方向に進もうとしたけれど先を考えないまま行動にでてしまったようで終息していってしまった。今田さんの立ち位置は確実にそことは違っていた。ペンキと言うアイテムとその正解が提示されている場面で、自分の立ち位置をこじ開けた。

一方で列島カーペットという中継コーナーを見事に仕切る手腕。コントや漫才を作る才能や話芸とも異なる今田耕司さんのテレビでの立ち位置。司会者としても脇を固める出演者としても確固とした存在感を発揮できる。それも一つの才能なのだと思う。


■本当にそれは偶然なのだけど、あまりのタイミングのよさに驚きを隠せない。今日知った、サニーデイ・サービス8年越しの再結成(期間限定かもしれないけれど)のニュース。