東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『ハンガー/館山/PortB』

■頭のおでこの付近でハンガーを嵌めるとなぜか首が回る、ということをテレビで紹介されているのを見、ほんとかよと実践したところ、本当に首が動き、えらいこっちゃでぇと興奮し、その興奮を会社で話したところ、そのことは全員知っていた。みんな、子どもの頃に、既に体験済みだったとか。なんともまぁ。

そういうわけで一気に興奮冷めて、冷静に考えるに、首が回るという事態のまえに、一体誰が最初にハンガーを頭に嵌めたのかというところこそがこの件に関して考えなければならぬところだなと思った。


■これまでの日々。


■6日(金)。仕事のアレで千葉の館山へ行く。移動時間を考えてアクアラインを使う。人生で2度目のアクアライン。生憎の大雨。生憎の風速15m。海岸沿いに行ったものの雨のせいで海もへったくれもなかった。


夜はPortBを観劇。西巣鴨創造舎へ。行ってみて気付いたけど、前に住んでた場所から近かった。まったく気付かなかった。
ブログにコメントをくれた高松子氏と観劇。というのも、そもそもPortBのことを教えてくれたのが彼だったので、せっかくだからと一緒に。
政治性を持った戯曲で、正直戯曲の内容をどれほど理解できたかというと疑問だけど、演劇としての舞台上での表現方法にすごく刺激を受けた。映像を使って表現する理由、客席に向かって台詞を発する理由を、0から問い直して、改めて立体化しているような。

観劇後、高松子氏オススメの中華のお店へ連れてってもらい食事。いろいろ話す。『WALL・E』と『クローバーフィールド』が巨大なアメリカの映画市場の元で作成されたことのすごさなど。その時は忘れてたけど、その文脈で語るならば『ダークナイト』と『僕らのミライへ逆回転』の2作品も忘れてはいけない。
高松子氏とあったのは、どうやら1年半ぶりで、それこそ波崎の海へ一緒に行って以来だった。波崎の海で風車を見た。砂浜の一部が燃えていた。誰かがたき火をしてそのまま帰ってしまったらしい。どうしようかと高松子氏と話したところ、消えるまで見届けようということになった。陽が落ちてあたりが暗くなって、たき火だけが世界を照らしてるようだった。それをぼんやりと見ていたのを覚えている。Arvo PartのCDをずっと借りっぱなしで、それを持ってくるのを忘れてた。というか、正直指摘されるまで忘れていた。すんません。近いうちに必ず返すことと、近いうちに春の海に行こうという話に。


■7日(土)。仕事で再び館山へ。またしてもアクアライン。その日は快晴。海の上を走っている様な爽快感あり。それまで29年間で1回しか乗ったことがないそれにここへきて2日で2回。しかも暴風雨と快晴の両極端を堪能。そのアンバランスさたるや。なので海もきれいに見えた。菜の花も咲いていて、房総は春の装い。