東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『娘子の体調と日暮れ』

山形から帰って来た嫁氏と娘子が、共になんとなく体調を崩した。不安もあり、いつも通っている病院に連れていくと娘子は中耳炎だと言われ、近隣の耳鼻科を紹介された。中耳炎から来る発熱なのだろうか。ともあれ、原因を知るとホッとするというものはあるもので、正直それは個人的には好ましくないのだけど、娘子の病状に関しては、やはりホッとしてしまう。名前がつけられることの安心感。しばらくの間、耳鼻科に通う必要があるらしい。


とはいえ、娘子は変わらず元気。病院に行った後、ご近所の子供たちとワイワイ遊んでいた。縄跳びを電車に見立てて、電車ごっこ。そういう遊びは古今東西変わらぬものだなぁと思う。嫁氏の体調が悪いので、僕が外で娘たちが遊んでいるのをボーッと見ている。子供たちが遊んでいる。それをただ、見たり、空を見ていたりする時間。こういう時間は、それはそれで、良い。


今日、僕は仕事が会ったので、会社に行っていた。帰ってくるとやたらと果物が冷蔵庫に入っており、こういうお土産的なものが増えている時は、だいたい我が母が来た時であり、聞くと嫁氏が母を呼んだのだという。体調が悪い中で、1人で娘子の面倒を見るのがつらかったからだというが、結果的に一緒に出歩き、鬼子母神などで行われていた『手創り市』などを見に行ったというから、あまり休めてはいないようだが。それに、我が母は僕と兄を本当に育て上げたのかと疑うほどに、子育てに関するアレコレを忘れており、娘子の動作のいちいちに一喜一憂し、オムツの処理や、入浴など、これまでもことごとくを避け続けて来た。そのような母に何を頼もうというのかと思うが、そういうことをアレすると、俺の仕事が忙しいからだろうがと文句が口をつき、裏目に出る。


それはそれとして、今日は仕事でいろいろ行ったりしていて、18時過ぎに地下鉄を出て地上に上がった時に、すでに日が落ちているのを見て驚いた。まだまだ蒸し暑いけど、太陽の動きだけは秋に向かっている。今年はまだヒグラシが鳴いているのを聞いていない。今、外は雨が降ったりやんだりしている。変な天気だ。