東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『病気療養の日々』

風邪で休んでいた1週間。とはいえ、ずっと苦しんでいたわけではなく、ゆったりとしてしてしまっていた。たらふくDVDを観た。えらい勢いでDVDを観た。いろいろ刺激を受けたけど、なかでもハーモニー・コリンの「ミスターロンリー」は面白かった。この面白さをどういえばいいんだろう。ただただ面白かった。どこかに寂しさが漂っていて、それがなんとも言えない。


で、DVDばかりを観て日々を暮らしていると人間ダメな気分になってくる。さすがにダメだなぁと思い、昨日、不意に車で外にでたくなりレンタカーを借りてドライブにでかけた。1人では寂しかったので、おさむしを誘う。なんとなく、小淵沢の行ってみる。一度行ってみたかった。中央道下りは空いていて順調に進むことが出来た。勘違いをしてたのは、小淵沢は八王子の先くらい、せいぜい相模湖の隣くらいだと思っていたのだけど、全然違い気がつけば甲府を越えていた。


小淵沢に着いたのは16時くらいで、その後闇雲に運転をしていたらなぜか山の中を走っており、凍結した道路をびびりながら走っていた。陽はずいぶんと長くなった。17時を過ぎてようやく陽が陰って来た。どこかもよくわからない高原(といっても雪に覆われているのだけど)で車を止めて外へ出る。ずいぶんと静かな夕暮れ。じっとしているとすぐに寒さが芯からやってくる。それから、まったく偶然に見つけた温泉に入る。高台にあるその温泉の露天風呂から眺める景色は良かった。町のあかりがキラキラしている。そして空を見上げると星がきれいだ。さすがに東京よりも星がたくさん見える。帰りの高速は混んでいたけど、おさむしとずっと話をして帰っていたらあっという間に時間は経った。楽しいドライブ。


3連休の最終日。一度、7時に目覚めたのだけど、また眠ってしまい目が覚めたら13時過ぎていた。ダメの典型。それから掃除機をかけ、布団を乾し、すこしばかり仕事。それから新宿に映画を観に行った。ウェス・アンダーソンの『ムーンライズ・キングダム』。面白い。面白いとしか言いようがない。ほくほくして帰宅。なんだか病気療養中だったのに、いろいろのんきに過ごした日々だった。そしてそんな日々はあっという間に過ぎて行く。明日からは仕事復帰。帰りに見上げた空は星が見えたけど、やはり甲府で見上げた空に比べると星は見えなかった。