東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

早朝のプラットホーム

まだ昼間なのに、気分的にはもう今日はよくやったという気分だ。
今朝、朝5時半に起きたからだ。と、いうのも昨日、突然会社の方から「明日の朝、サッカーをやろう」といわれ、それに参加したからだ。

朝5時半に起きるのは何時以来だろうか。考えてみれば、大学時代、朝4時半に起きていた時期があった。よく起きていたものだ。人間、やればできるんだろうけど、そういえば最近は徹夜はしても早起きをしていない。

とはいうものの、昨日は台本を3時半くらいまで書いていたので、さすがに起きるのがしんどかった。おそらくこの疲れは昼以降にでるだろう。

それにしても始発付近の電車のあの雰囲気はなんなんだろうか。通勤ラッシュの時間帯とは異なる雰囲気がある。あとこれは僕の気のせいなのかもしれないけれども、やけに老人の姿が目に付く。それも常連みたいで、見知った顔同士でしゃべっている風だ。そう、多分通勤ラッシュの時間とやけに異なる印象を感じるのは、プラットホームや電車内でおしゃべりをしている方が多いのだ。つまり移動手段の場が一種の社交場になっているようなのである。朝、6時になるあたり、世間話の聞こえるホームに佇む。また違う世界がある。

朝っぱらからの運動は気持ちいいもんだ。もう真夏のような暑さもなく、運動しやすいのも幸いだし。たまにはいいもんだと思う。ただしたまにだけれども。

午前中に、会社の人とおしゃべりをしていて面白かった話題がある。これは世間的には常識的なのかよく分からないのだけれども、経済に疎い僕には「なるほど」と思えたので書いてみる。

社会主義国で成功した国を挙げるとしたらどこか?

という問題を出されたらどう答えるでしょうか?これのひとつの回答で「日本」があるらしい。正確には「バブル期の日本だ」。僕と一緒で戸惑う方もいるかもしれない。だって日本は資本主義や民主主義国だから。でも考えようによっては社会主義国に見れるらしい。簡単に社会主義を言うとつまり「国が経済を仕切る」で、かつての日本はまさにそうだった。国鉄があり、電電公社があり、経済の中心に国が運営する会社があった。時の政府が経済を仕切っていろいろな提案をして、民間に提供していた。経済に強かった政府が、どんどん口を挟んで、高度成長期の日本を支えた。そして80年代。バブル絶頂期。国は少しづつ自分達が運営していたものを民間に下ろして、しだいに所謂資本主義になっていった。だから他国の、特に社会主義を支持している国はバブル期の日本に注目していたらしい。社会主義はどこまでいけるのか、と。しかし結局バブルは弾けた。それは社会主義の一つの終わりを提示したという見方もできるのだ。今の日本は資本主義への完全移行の真っ只中。どんどん民営化されているし。まぁ資本主義っていうもの自体、どういう可能性を秘めているのか、その辺を勉強せにゃならんのだろうけど、まぁ今の日本はアメリカに右へ習えではある。

この話をしてくれたのは、かなり以前に書いた、味のある新入社員、あだ名が長官の異名をとるA君だ。A君はあだ名に負けずと劣らず、世界の情勢に詳しい。なにせ、毎日欠かさずチェックするホームページが朝鮮日報だ。長官は国の運営に関わっていなくても、世界の情勢を日々学んでいるのだ。僕もいろいろ勉強させてもらおうと思っている。