東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

カヌーに行くから

■ 今日は気温が20度以上あってとてもいい気候だった。秋晴れだ。しかし僕はずっと寝ていた。そして夜勤。もったいない気もする。

■ 最近、この日記が長文になる傾向にある。そうするとどうも見づらくなるので、■を段落毎につけることにします。これも尊敬する方の日記の真似ではありますが。

■ 昨日の夜に、飯田橋で昔一緒に芝居をやった方と本当に久しぶりに会った。いろいろな話をしたのだけれども、やけに多かったのがモンティパイソンの話。ご存知の方は多いと思うけれども、モンティパイソンとは1969年10月に英国BBCで放送が始まった「MONTY PYTHON'S FLYING CIRCUS」という番組を作っていた英国人集団のこと。奇想天外でナンセンスなスケッチ(コント)を数多く発表しており、今の日本でもお笑いや喜劇の作り手で影響を受けた人は数多い。

■ 僕はレンタルされているビデオをいくつか見ただけではあるが、やはりモンティパイソンの大ファン。40年くらい過ぎている今でも、そのスケッチは古さを感じさせない。驚きなのは日本で言うところのNHKのようなチャンネル、BBCで放送されていたにしては辛辣な内容のスケッチがやけに多いことだ。自国のことを皮肉っているものや、他国のことも馬鹿にしている話は、本当に国営放送で放送していいのかと思えるほどだ。しかしそれらはただの中傷とは一線を画したもの。「笑い」という手段を用いた「思想」だ。社会の出来事を「笑い」に転化することは、一見すると物事を軽んじているように思われるが、そんなことはない。どんな出来事も何事にも左右されずに見つめようとする視線でとらえると、案外笑える。それは唯物史観としての目線にも通じるはず。まぁそういうこと抜きに面白い。昨日はお互いのモンティパイソンの好きなスケッチを言い合っていたが、その方は映画化された作品も見ているほどのパイソン通で、僕なんかよりも詳しく、いろいろ話を聞いて面白かった。

■ その他にちょっと面白かったのは、その方が祝日の今日、埼玉の秩父長瀞にカヌーをやりに行くとのことで、話し込んで夜遅くなってしまっているとき、その方にメールが入り、その後に会いませんかというメールだったらしいのだけれども、明日朝からカヌーに行くからと断っていた。「カヌーに行くから」って理由で断られたら、なんだか諦めるしかない気持ちにならないだろうか。だってしょうがないだろ、「カヌーに行く」って言われちゃあ。なんかちょっとした理由よりも、こういうちょっと特異な理由を言われると、なんだか仕方がない気持ちにさせられる。

■ まったく関係ないけれど、目標を持つことは大事かもしれないが12月の目標が「年越し」という人がいたら、なんだか悲しすぎる。そんな人がいるならば、がんばって年を越してほしい。そういえばもう11月だ。今年もあと2ヶ月か。