東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

埼京生活『会社の人と飲む/熊を蹴る父親』

■ 昨日の仕事後、会社の方々と飲んだ。先月から僕がいる部署に配属になった新人の歓迎会といった名目。派遣社員が大半の職場なので、4月とかそういう節目に関係なく働く人の入れ替わりが多い。


■ 楽しく飲んだ。上司もいたのでまぁ羽目をはずさない程度に。それにしても上司は正社員なので無論スーツ姿なのだけど、その周りをジーンズ姿の思いっきり普段着の若者が何人もいるって図は傍目からどういう風に映るのだろうか。


■ 面白い話があった。職場の先輩が彼女に熊のプーさんのぬいぐるみをプレゼントしたらしいんだけど、その熊のプーさんのぬいぐるみを家で見つけた彼女の父親が、彼女の見えないところでその熊のプーさんを蹴っていたそうだ。それを彼女が先輩に言ったことがあったらしい。もちろん先輩はいろんな意味でへこんだ。その話を聞いた上司は、「俺が同じ立場なら同じく蹴るね」と言っていた。さらには「つまりは、早くきちんとした職に着けってことだよ」と言ってきた。一応、雇われている上司にそういうことを言われる立場なんだな、派遣社員。複雑な立場だ。しかし熊のプーさんを蹴られるっていうのはなんだかいろんな意味でつらい。そして彼女もそんなこと逐一報告しなくてもいいのにと思う。蹴る父親よりもそのことを報告する彼女にもなんらかの意図があるんじゃないのかと思ってしまう。どっちかというとそっちのほうがスリリングだ。なんにせよ、面白いけど素直には笑えない話だ。


■ 21時過ぎてから上司と別れて、若者だけで飲みにいった。いつもは飲みに行かない面子だったので、新鮮な感じで飲めた。仕事中も仕事の話以外の世間話とかももちろんするけれど、こういう場だから話せることもある。結局そうやっていろいろしゃべって23時半ころまで飲んでいた。とても楽しかった。


■ 帰りの電車でへべれけに酔ってフラフラしているサラリーマン風の男がいた。飲みすぎているせいか足元がおぼつかずフラフラしており、僕も含めた周りの人にバシバシと当たってくる。その度に「すいません」と口にするものの、結局、そんな状態を繰り返す。挙句、気持ち悪いのだろうが、電車が駅に着いて扉が開くたびにホームに唾を吐き出していた。


■ 酔っ払って電車の中で周りの人に迷惑をかけるような駄目な感じになっている人を見ると不愉快な気分になる。僕が飲んで電車で帰るときは意地でも平然を装う。それができないほど飲む時は帰るのを諦めるか、一緒に飲んだ人たちに厄介になる。まぁ一緒に飲んだ人たちは、それはやはり共犯みたいなものですから。僕もたまに迷惑をかけますけど、ほんと申し訳ないという思いと感謝の気持ちで一杯ですし、僕が介抱する立場になってもきちんと面倒見ますし。とにかく決して見ず知らずの人に迷惑はかけない(つもりだ)。酒に飲んではしゃぐのは僕も好きだけど、それでも人様には迷惑はかけるまいとつくづく思った。