東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

埼京生活『環七と花火』

■ 昨日、スターウォーズを見て、なんだかアメリカとか政治とかの話だなぁといったことを書いたけど、それとはまた違った意味でスターウォーズを巡る戦いが起ころうとしている。発端はこの日記。そしてそれが今日になって新たな展開を見せていた


■ このブログに書かれていることがその通りだとしたら、この日本の配給会社のその人はずいぶんなことをやっていたことになる。どんな免罪符をもらったって許されない行為だ。


■ まぁ要するに保身のためだろうけど。日本で変な評判になるような記事を書かれて、興行収入が落ちることも嫌だろうし、何よりジョージルーカスの機嫌を損ねるのが怖かったのだろう。まぁそんなことでジョージルーカスが機嫌を損ねたとして、その矛先が配給会社に行くことなんてまずあり得ないと思うけど。そして悪評だからってただの悪意や嫌がらせじゃない限りそんなに怒らないだろうし。


■ 配給会社と映画制作者の関係なんて詳しく分からないのでアレですが、少なくとも製作自体にほぼ関与してないと思われる配給会社が、第三者によるその作品の批評に口をだす理由なんてどう考えてもないだろうし。だいたいそれで批評の評価が悪かったとして、配給会社に何の影響があるのか。作り手がそれを気にするなら別だと思うけど。


■ とにかくこういったことに対して徹底的に戦う意志を持っておられるこのブログの管理人町山氏は、映画評論家として、そして文章を書かれている方としてとてもすごいなと思う。正義の名の下にとかそういう大儀ではなく(そういうのもあるのかもしれないけど)、文章を書いて生きている方の「自分の立ち位置を守る」ための戦いだ。僕はこの論争に意見を言える立場ではまったくないですが、この問題の行く末をきちんと見守りたいと思いました。


■ 昨日のこと。仕事後、足立の花火大会へ行く。案の定、電車は非常に混んでいた。ぎゅうぎゅうになりながらも目的地東武伊勢崎線小菅駅でなんとか下車。


■ 荒川の土手から花火を見る。埼玉と東京を隔てる荒川。東武鉄道の電車が走る鉄橋越しに色とりどりの花火が打ち上げられる。風が吹く土手はむしろ肌寒いくらいだったけど、きれいな打ち上げ花火を夢中になって見ていたらそんなことは気にならなかった。


■ 帰りは混んでいる電車で帰るのを嫌って、とりあえず環七まで歩く。思ったよりも遠くて疲れた。環七沿いで運良くバスに乗れる。まぁ結局バスもぎゅうぎゅうだった。


国道4号線から環七を高円寺方面へ走る。江北陸橋、上沼田、そして鹿浜橋を超えると東京に入る。北区を通り過ぎて、国道17号とぶつかる板橋本町交差点へ。この通りをかつて朝から深夜まで来る日も車を走らせていた。あの頃は、ただ車を走らせてノルマをこなす日々だった。得たものは確かに結構あった。『仕事』ということを学んだ。地理も覚えた。だけどあの日々と同じことをもう一度やれといわれたらもうできない。仕事に埋没されて日々が通り過ぎていくようで、僕にはどうしても駄目だった。一緒に働いた人たちも尊敬しているし、仕事自体にもその場所から逃げ出した僕には何も言えることはない。それ以来環七を走るとそういうことが思い出されてなんとなく辛くなる。きっとこれからもずっとその気持ちは変わんないだろう。


■ 花火はとてもきれいだ。今年もまだまだいろんなところで花火があがるのだろう。人ごみはつらいけど花火はもっとみたい。夏はまだこれから。