東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

埼京生活『嵐が横を通っている』

■ 台風が日本海側を北上している影響か、今朝は風が強く、灰色した雨雲がえらい速さで北の空へ移動していた。そんな光景をみているとドキドキしてくる。嵐っていうのはなぜにこうも気分を高揚させるのか。被害がどうのとかそういうのを抜きに嵐が来ると、この高揚感を押さえられなくなる。川べりに意味もなくダッシュで行って見たくなるのは子どもの頃から変わらない。嵐が起こすカタストロフィへの願望って言うと大袈裟だけど、つまるところあのとんでもねぇエネルギーにただ呆然となるのが好きなのかもしれない。


■ 月曜日に会ったTさんから、演劇について考えるときに「ク・ナウカ」のホームページに掲載されている主宰の宮城聰さんの演劇論を参考にしていると教えてもらったのでさっそく読んでいる。とてもためになる。ここからもいろいろな刺激をもらえる。「ク・ナウカ」は一度しか観たことがなく、その一回も実験的な公演だったので、今一度きちんと公演をみたいと思った。主宰の宮城さんは竹中直人監督作品の「119」に出演しているが短い出演時間の割りにかなりのインパクトを与えてくれた。あの顔はすごい。


■ 昨日、新宿である方と会う。僕が企画している芝居に役者で参加していただけないかと連絡していて、直接会って話しをしたのでした。実績や集団の基盤がないものからの誘いは困惑も多いのは当然。なにせ、僕は集団に属してないし。友人ではあっても芝居に参加するっていうのは、気楽に飲みに行くとかとはニュアンスが違う。1ヶ月以上の拘束があるわけだし。台本の良し悪しだって関わってくる。都合だってある。諸々あるわけだ。


■ 興味は持ってくれたとは思うけど、あとはタイミングとかそういうのもある。とりあえず検討していただくことになった。待つのみ。やはり役者探しはいつも困難だ。仕方がないんだけど。