東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

埼京生活『ディズニーランドを受け入れれるか』

香港ディズニーランドが開園したとかで、で、来場者一番乗りが日本人だとかでテレビでちょっと報道されていて、さっそく日本からそこを訪れた人々にインタビューがなされており、彼ら曰く『チャイナ服を着たミッキーがみたくてきた』とかなんとか。なるほど香港っぽい。ふと、思ったけどチャイナ服のミッキーは香港ディズニーランドにいるけど、和服のミッキー東京ディズニーランドにはいないのは母屋からなんらかの指図があるのだろうか。和服のミッキーはありえんでしょとか思われてんのかな、アメリカに。まぁ確かにどうかと思うけど。というか、何着てもどうかと思うけど。


■ ディズニーランドっていうのは超完璧に完結された世界を、資本経済に見事にのせたテーマパークだから、夢と魔法の国っていってもそこは超限定された夢のみが見れることになっている。あとは、この完結された夢を信じこんで楽しむか、もしくは一方で醒めていながらも、とりあえずそれはそれでアリでしょうというバランスの良さで楽しむかしかない。あとは行かないとかか。


■ 『王様のブランチ』という情報番組の中でディズニーランドの情報を紹介する『ディズニーナビ』というコーナーがあるが、毎回あっけらかんとディズニーランドの中を浮かれてまわるリポーター(もちろん仕事としての演技もあるのだろうけど)の映像を見ながら非常に醒めた笑顔をたたえている司会者優香の顔がインサートされており(特にミッキーがあの甲高い声でしゃべっている映像を見る優香の醒めきった笑顔は僕的にかなりスリリングなのだけど)、その映像を見るにディズニーランドとだいの大人が向き合うときの皮肉のようなものを思わずにはいられない。リポーターは誰に向かって、本当に夢の世界にいるように浮かれてリポートしているのか。そしてそんなリポーターたちを醒めた笑顔で見つめながら、それでもまたそれを受け入れる(ように思わせる)優香。そしてそれをテレビでまた誰かに発信する。僕にはかなり歪んだものを感じる。(まぁそれを言っちゃうと情報番組なんてものがそもそもありえなくなるのかもしんないけど)。なんの疑問もなく全面的に受け入れて楽しむか、醒めて笑いつつ、それでもディズニーを求めるか。いずれにしたって、それは作られて閉じられている小さな『社会』の中に、なんとはなしにいることには変わりないのだろうけど。まぁ俺も同じ穴の狢なんだけど。


■ 昨日の夜はなんだか寝苦しく、汗がじんわりと滲んでくるような嫌な暑さで、耐え切れずにエアコンをつけたら、案の定風邪っぽくなってしまった。エアコンは難しい。


■ たまたま報道ステーションを見ていたら自民党安倍晋三氏が出演していて、自民党は今後何をしていくのかを話していた。年金に関することも考えたいと言っていたけど、「中長期的な目標として」と前置きをしてから憲法改正問題に取り組みたいと言っていた。「大勢は憲法改正に異論はないはずだ」とか言ってたけど、早速かよ。あれだけ郵政郵政言ってた次の日にはもうこれか。郵政民営化一本で選ばせておいて、即座にまったく議論していなかった憲法に関して行動していく。まぁ言ってなかったけどマニュフェストには書いてあったわけだし、自民を選ぶってことはマニュフェストに書かれていたことも支持するってことだろと言われたら言い返すことなどできないわけだけど。自民党を選挙で選んだ人たちは自民党憲法改正草案に賛成して投票したのかなぁ。3分の2も議席あるんだしなぁ。これは割と早いうちに憲法改正国民投票があるんじゃないか。