東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

東京の果て『3連休稽古 2日目報告』

■ そして稽古の日々は続いております。


■ 3連休2日目。若者2人が出てくるシーン。とくに半年間時間が経ってからのシーンを重点的にやってみる。これまで稽古の度に何度も台詞を変えているので役者の2人には大変な思いをさせてしまっているが、だんだんと雰囲気が固まってきたと思う。一瞬で劇的に変容する2人の関係性。それを立体化する。


■ それからやった風俗嬢が出てくるシーンで、一部流れを変えることになった。このシーンの流れを変える些細なきっかけ。そのきっかけを風俗嬢が自ら望んでいたのか、それとも単に偶然に起こったことなのか。それまではある程度そのきっかけが起きるのを自ら望んでいたような設定で作っていたが、いろいろ話し合った末、そのきっかけが本当に偶然に起きるように変えた。と、いっても実際の演技は大幅に変わるわけではなく、本当にちょっとした変化しかしないのだけど。でも、そうやって変えることで、不意に鮮明になった過去のある出来事を受け止める風俗嬢の意識が変わってみえてくると思う。


■ それから父と娘の関係を描くシーン。これまで父と娘がまったくコミュニケーションを取れないでいる関係を少しずつ作ってきたけど、昨日の稽古でぐっと見えてくるようになった。苛立ちとかそういうもの。関係性のゆがみとか。解決の糸口さえみえない救いのなさ。そういうものが見えてきた。


■ 本当は8日の稽古で一度全体を通してみようと思ったのだけど、上に挙げた3つのシーンを作っていたら時間があっという間に過ぎていってしまった。13時から稽古したのに21時30分まで本当にあっという間だった。シーンごとの稽古は充実したと思うけど、予定通りいかないものだ。稽古配分ってとても難しい。


■ そしてこれから2度目のバンドとの合同稽古。1度目の合同稽古はいろいろ問題も抱えてしまったけど、今回は本番に向けていいつながりしたいと思う。