東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

埼京生活『町田近辺の土地』

■ 4日(土)。日中から3月にある芝居の稽古。小田急線に乗って町田へ。昼間なので車窓から風景がよく見える。多摩川を越えたあたりから、遠方に山がはっきり見えてきた。近景は住宅街が広がるのだけど、それまでは平べったい土地に家がたくさんあったのに、多摩川を越えたら小さな丘みたいのがちょいちょいでてきて、家がその斜面に立っていたりして、風景がなんとなくでこぼこしている。川を一つ越えれば土地もまた異なる雰囲気をみせる。


■ 今回の芝居は役者の参加者がおよそ20人の大所帯。今回の稽古はほとんどの役者さんが集まったので稽古場が人でいっぱいになった。これだけ役者が出る芝居の経験がないのでなんだか壮観だった。そんな気楽なことを言えるのは僕が役者だからで、演出のM君はその人たちをまとめないといけないわけだから大変だろうと思う。たくさんの役者が舞台上に出るシーンは立ち位置や動線を決めるのも一仕事だろうし。


■ 稽古を夕方で切り上げて、それから居酒屋へ。改めて全体の顔合わせをするため。居酒屋に向かう途中、たまたまMくんとこの土地の話になった。町田周辺は山に囲まれているので、冬は吹きさらしの風があり、とても寒いのだそうで。確かに気分の問題もあるのかもしれないけど、町田の辺りは新宿などに比べて寒い気がしないでもない。それはやはり多摩川を越えた地域で、箱根や山梨、奥多摩などの山々に囲まれた土地ならではの気候のせいなのではないのだろうか。超憶測だけど。そして夏は盆地だから暑いのだという。冬寒く夏暑い。うーん、大変だ。


■ ただ、よくよく考えてみたら日本は本当に山に囲まれた土地が多い。海に面しているのに山も背にしているなんて土地もたくさんあるし。『自然に出来た大きな要塞のような土地だから、他国からの侵略も少なくて済んだのかもしれないですね』とM君が言ってたけど確かにその通りだなと思った。


■ それから居酒屋で顔合わせ。役者全員とスケジュールの都合がつくスタッフさんが集まった。ものすごい人数。改めて自己紹介などをする。今回の芝居に参加する大半の人が、とある大学のOB・OGもしくは在学生でみんなとても仲が良さそう。僕は、まぁ、そんな中で一人部外者なわけなんだけど、仲が良くコミュニケーションがすでに出来上がっている人たちの会話はポンポンとテンポがよく聞いているだけでとても面白いのでマイペースに楽しませてもらった。


■ まだまだ飲み会は続いていたけど22時くらいに先に帰らせてもらった。居酒屋を出ると寒さが一層厳しくなっていた。駅前に温度計が設置してありそれを見て驚いた。『−3℃』。寒いはずだ。氷点下かよ。北海道では当然のように経験していたけど、こっちでもこんな寒くなるとは。いやはや2月の町田近辺はあなどれねぇ。