東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

埼京生活『初日』

■ と、いうわけで初日だった。朝からテクニカルリハーサル、場当たり、しばし休憩をはさんでゲネプロとどんどんやっていく。気分的には落ち着いていたのだけど、考えてみたらそれなりにタイトなスケジュールだった。


■ 今回の芝居は照明や音響が大事なシーンがチラホラある。稽古の時にも音楽は流せるけどさすがに照明までは作れない。それなりのイメージをある程度作りながら稽古をしていたつもりだけど、やはり実際に照明の下でやれるようになるとまた感覚も違ってくる。いい意味で。照明があることで気分がちょっと乗ってきたりするわけです。こういった変化はどんなに稽古を積み重ねても実際に劇場に行かないとわからない。テクニカルリハーサルや場当たりをやって初めて気がつくこともある。


■ 演じている側としては果たしてどういう風に観客の方々に作品が観られたのかは判断しかねるわけですが、とにかく無事に初日が終わったと思う。たくさんの方に来て頂きました。かげわたりの家常さんや鈴木君。(と、いうか家常さんは今回の芝居のチラシのイラストを描いているれっきとしたスタッフサイドにいるのでした。)大学時代からの友人。職場の方々。芝居で関わったことがある方々も来ていて挨拶したりできました。


■ 驚いたのは大学時代に芝居のことでお世話になっていた方が観に来てくれたこと。大学を卒業してから疎遠になってしまったものの、季節ごとに手紙などで連絡をとらせて頂いており、この公演のチラシを入れた手紙も送らせていただいていた。しかしなにせその方は北海道にいるので、来て欲しいと思って入れたというよりは近況を伝えるつもりの手紙だったわけで。たまたま今週、東京にいくつか芝居を観に来る予定だったとのことでわざわざ足を運んでくれたとのこと。偶然もあるものです。まさか観に来ていただけるとは思っていなかったのでものすごく恐縮。それも当初の予定だったポツドールの新作を観る予定をキャンセルして観に来てくれたとのことなので余計恐縮してしまった。でも、本当にうれしい限りです。有難うございます。


■ 終演後は駅前の居酒屋で初日打ち上げ。いろいろな話をして盛り上がる。楽しかった。僕は0時前に一足先に帰らせてもらったのだけど、まだ飲んでいる役者の人たちもいた。終電は大丈夫だったのだろうか。それとも朝まで飲むのだろうか。みんな元気だ。なんにせよ、初日が無事に終わってとても良かったです。まだ公演は4日間、計6回残っている。しっかりやっていきたいと思います。