東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『食文化いろいろ』

電気メーター

■ 今朝の『とくダネ!』に出てきた大村正樹レポーターはどこか疲れているようだった。それでも日本時間で14日の明け方に行われていたブラジル対クロアチア戦をチェックし、それからこちらの朝8時、ドイツではおそらく真夜中に『とくダネ!』の冒頭に登場し、きちんとリポートをしている。そんな大村正樹氏がオーストラリア戦における日本チームの攻め方に対して好意的な見解を示している海外の新聞記事を紹介していると、小倉キャスターが一言。『でもねぇ、大村君、日本が勝っていたらそんな記事は載らないんだよ』。なんとも見も蓋もないことを言う小倉キャスターだと思いました。とにかく大村正樹氏のリポートが気になるワールドカップだ。


■ 以前、職場の方と飲みの席で話をしていた時、その方が静岡に旅行に行くと聞いて『静岡と言えば黒はんぺんですね』と2人で盛り上がったことがあった。そしたら先日、お土産で買ってきた黒はんぺんを僕にも分けてくれた。有難いことです。ご存知の方もいるとは思うのだけど、黒はんぺんとは正式には鰯はんぺんといい、鰯をすりつぶしたつみれのようなもので、静岡や伊豆でははんぺんといえば黒はんぺんが出てくるほど当たり前の食べ物。生でもいけるし、こんがりと焼き目をつけてショウガ醤油やわさび醤油で食べても大変美味しい。僕はこんがり焼いてわさび醤油で美味しく頂きました。


■ 黒はんぺんの存在を知ったのは大学生の頃で、同じ研究室にいた学生で静岡出身の者がおり、おしゃべりをしていたらなんらかの展開でおでんのタネの話になり、そこでその人がおでんには黒はんぺんだと言って、他のみんなをぽかんとさせたことがあった。その人は黒はんぺんは誰でも知っているものだと思っていたらしく、研究室の誰もが黒はんぺんの存在をしらなかったことに驚いていた。その後、その人が実家から黒はんぺんを持ってきたことがあり、その時に研究室でおでんを作りみんなで食べた。それが美味しかったことを覚えている。黒はんぺんについてはこちらのサイトに詳細があります。


■ その土地では当然のように食べられているのに他の土地に行くと存在すら知られていないという食べ物は多分、いっぱいあるんだと思う。今ではすっかり有名になって、東京でも専門店も出来てるけど、北海道のジンギスカンなんてのも案外、食べたことがない人が多いのではないだろうか。僕は北海道の大学に行って初めて食べた。北海道で焼肉といえばまずはジンギスカンが出てくる。あれはあれで新鮮だった。京都の生麩も好き。焦げ目がつくくらい焼いて田楽味噌で食べるとたまらない。


■ そういえば、以前伊豆に旅行に行ったとき、伊豆の辺りではイルカを食べると聞いて驚いた覚えがある。試しにネットで調べてみたらやはり食べるらしい。少々臭みがあるので煮込みにして食べるのが主流とのことなんだけど、いやー食べたことない。伊豆や静岡ではスーパーとかでも普通に売っていると聞いたんだけどほんとなんだろうか。日本も広い。その土地土地でまだまだ独自の食文化があるもんです。