東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『生きていかなきゃなぁ』

金魚

■ 今朝の『とくダネ!』のオープニングでメインキャスターである小倉智昭さんが昨日のワールドカップサッカーの日本戦に少し不満があったのか、現地ドイツで取材をしているアナウンサー大村正樹氏を『大村ぁ』と呼び捨てで呼んでいた。そんなに気にして見てないから詳しくは判らないけどいつもは『大村君』と呼んでいたと思うのだが。勝負事は時に人を変える。


■ 昨日のことだけど、朝のテレビでやっている占いで自分の星座が『人から参考になるアドバイスをもらう。それをしっかり聞きましょう』というようなことを言われていて、いつもは占いなんて覚えてもいないのに昨日はなんとなくそのことをずっと覚えていた。


■ それで夜になってからたまたま、大学時代からの友人と、そしてまた別の大学時代にお世話になっていた先輩と電話で話した。とはいってもその時は、占いのことを意識することはなく、お互いの近況を話したり、はたまたサッカー日本戦を見るとか見ないとか他愛も無い話に終始したのだけど。先輩と話していたとき、途中で先輩が何気なく『生きていかないとなぁ。やっぱり生きていかないと。』と言った。いや、とくに深刻な悩みがあるとかそういう文脈ではなく、ただ、ポツリとそうつぶやいた。そう言わなければならないような話はしていなかったし、むしろ今から思うと唐突な感じでそう言ってきたようにも思うけど、特に気負ってそう言った感じでもなく、本当にポッと出たような一言で、だけどそれが返って、そうだったからこそなんだかグッときて、そうですね、うん、生きていかないといかんですよね、と自分でもなんだかすごく納得してそう返事を返していた。


■ あれはなんだったのかと思うと、一番近いのは酒を飲んで酔っ払ってしまった人が酒の席でポッと言ったような言葉に近かったのかもしれない。言った当人はもう次の日には言ったことさえ忘れているような言葉のようでもあり、でも、その力の抜け具合が僕にはすごく良くて、素直に生きていかなきゃな、と思えてそれで、ああ、これが朝にテレビで言っていた占いのことなのかなと、一人勝手に思ってなんだか納得したりした。