東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『明け方の緊急報道+α』

ペンキ

■ 26日(月)に放送していた『人志松本のすべらない話6』は今までの回で話されたすべらない話を、過去の映像をつなげるのではなく、改めてもう一度集まって話そうという、DVD発売に合わせた宣伝も兼ねたような、かといって単なる総集編ではない趣向で行われた。最初は順調にそのルールの上で進んでいたのだけど、途中で松本さんが『他の人のすべらない話』をしゃべってもいいというルールを思いつきで追加してからまたいつもとは異なる展開になって面白かった。実際、松本さん自身は2度話をする順番がまわってきたけど、どっちも他の人のすべらない話をしゃべっていて、自分の過去のすべらない話はしてなかった。


■ 放送も中盤を過ぎたあたりで、宮川大輔さんが話をしようとした途端、急に映像が報道センターのようなところからの中継に変わった。僕はまったく知らなかったのだけど、渋谷区で起きた女子高生誘拐事件があり、拉致されていた女子高生が無事保護されたとのことで急遽ニュースが入ったとのこと。当然、その直前にテロップでの報道はあったが、まさか急遽ニュースが入るとは。およよ、と思いチャンネルを回して他の放送局の状況も確認してみると、僕が見た感じでは深夜2時過ぎの放送は以下のようだった。


NHK→緊急報道番組
NNK教育→すでに局自体の放送が終了
日テレ→映画『着信アリ2』を通常どおり放送
TBS→緊急報道番組
フジ→緊急報道番組
テレ朝→緊急報道番組
テレ東→なんかドラマがやっててそれを通常通り放送


といった具合で、映画とドラマを放送していた日テレとテレ東以外は報道番組をやっていた。映画の放送(というか自局製作の番組以外)だと契約の都合とかで多分、差し替えができなかったのだと思うけどテロップくらいは流れたのではなかろうか。ホラー映画は怖くて見たくないから長い時間チェックしなかったので僕には判らなかったけど。報道から元の番組に戻ったのが一番早かったのはTBSで、それは多分ワールドカップの生中継の最中だったからだろう。ほどなくしてフジも『すべらない話』に戻ったけど、報道番組が差し込まれた部分はカットされていた。単発番組の中でも総集編のようなこの番組が今後再放送される可能性は少ないだろうからカットされた部分が日の目を見ることはおそらくないだろう。宮川大輔さんはなんの話をしようとしてたのか。うーん、残念。


■ で、26日に僕はちょうど夜勤で、その事件の影響もあり、それなりにバタバタとした午前3時を過ごし、なんだかんだで午前4時を迎えてしまっても眠れず。それで改めてチャンネルを回してみると、各放送局明け方4時頃は、以下のような感じだった。


NHK→予定通りワールドカップ中継
NHK教育→放送自体なし
日テレ→通常の朝のニュース番組内で誘拐事件の報道
フジ→通常の朝のニュース番組内で誘拐事件の報道
テレ朝→海外のテレホンショッピング 金髪のねえちゃんが商品の宣伝してた
テレ東→カラーバーじゃない映像が流れていたけど、すでに局の放送は終了していた模様


  僕が見てたときは、こういった感じ。こういうとき、ニュース原稿を読む際に流れる映像が局同士で似ないように自分の局だけが持っている映像(つまり過去に放送した映像)を使うというさりげない努力の影もみられ、ワールドカップの中継があって最近は深夜まで起きている人も多いとはいえ、そうは言っても視聴者の少ない深夜帯に、それでも各局それぞれに対応をしているのだなぁと思ったり思わなかったり。なにやらテレビマンのがんばりを垣間見た気分になったのでした。眠いけど。



■観たもの

 スパイク・リーインサイドマン』

 銀行に篭城した犯人グループが人質を殺したと思い、怒り狂って銀行の入り口に向かうデンゼルワシントンの動きだけ、明らかに特殊な効果が使われていた。そういった一点の遊び心、そして怒るデンゼルワシントンがすごかった。


 黒沢清アカルイミライ
 
 死んだ浅野忠信が唐突にソファに座っているカットが『呪怨』とかのいきなり霊がそこにいるのと似ててドキリとする。そこに本来いるはずのないものが音もなく普通にそこにいるという描き方はそれまでのホラーにはない、怖さがある。いや、この映画はホラーじゃないんだけど。


 GyaO相米慎二監督の『台風クラブ』や大島渚監督の『儀式』が公開されている。観たいのになぜか家のパソコンでGyaOが観れない。不可解。