東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『自転車屋さんのお話』

橋を渡る少年

■ 久しぶりにゆっくりと出来た休日。起きたら12時をまわっていた。それから気合をいれて部屋と風呂場の掃除。汗だくになるけど、終わると気持ちがいい。


■ またもや自転車のタイヤがパンク。どうも頻繁に続くので、チューブが駄目になってるのかもしれない。そこでチューブを換えてもらいに自転車屋さんに行くことに。自転車屋さん向かうとそこには先客が。母親と小学2、3年生くらいの男の子の兄弟。様子を見ていると、どうやらお兄ちゃんの自転車を選びに来ていたらしい。赤いマウンテンバイク風の自転車を購入していた。お兄ちゃんはギアが7段あることに喜びを隠し切れない模様。弟くんの自転車は買わないのかなと思ったら店の前にずいぶん走りこんでいる黒い自転車が置いてある。話を聞いているとこの黒い自転車は今までお兄ちゃんが使っていたもので、これからは弟くんが譲り受けるようだ。お兄ちゃんも弟くんも自分の新しい自転車にご満悦の様子。母子はこれから公園で自転車の練習をするのだと店員の人に言って、自転車をこぎながら楽しそうに去っていった。


■ そして僕の番。チューブを交換してもらおうと思ったら、ゴムタイヤ自体にひび割れが起きていて、これも直さないとまたパンクする可能性があるのだという。ふたつまとめて換えてもらっても3千円くらいだったので換えてもらうことにした。自転車屋さんはほんとほれぼれすぐような手際よさでチューブとゴムタイヤをばらしていく。


■ 作業をしてもらいながら、少し自転車屋さんの仕事について聞いた。自転車屋さんになるには資格が必要なのか。お店で働くだけなら要らないのだという。ただ、自転車屋さんを経営するとなると自転車整備士の資格が必要で、この試験は自転車屋さんで2年以上働いた経験がある人でないと受けられないのだそうな。なんでも試験は年に1回あり、毎年200人ほど受けるらしいけど、受かるのは大体4割程度なのだという。細かく分解された自転車のパーツを組み立てる実技の試験が結構難しいのだとか。「ネジの締め具合とか調整が結構難しいんですよ」と自転車屋さん。なるほどねぇ。


■ 他にも自転車の寿命は短いと5年くらい(毎日使いまくって)。長くても7年くらい。雨ざらしが自転車にはよくない、といったことや、8千円くらいから1万円前後の自転車に比べると1万6千円くらいの自転車は部品の質がよくなる。例えば自転車のホイールは8千円から1万円前後のものだとアルミが使われているが、アルミは耐久性が弱く結構ゆがんでしまうのだという。そこにいくと1万6千円くらいの自転車になるとステンレス製のホイールが使われており、これはすごく頑丈なのだとか。あとブレーキの効き具合も違うとか。いろいろ興味深いことを教えてもらう。さび付いていたチェーンも油をさしてもらい、すっかりオーバーホールした我が愛車は快適に走り出した。まだ3年くらいしか使ってないはずなので、あと2年はふんばっていただきたい。


■ それから喫茶店に行って台本を書いたり、気分転換に銭湯に行ってサウナで汗を流したりした。充実した休日だったけど、なんだかふと人寂しくなった。結構忙しい日々が続いたからかなのか、こうやって落ち着いていると寂しくなる。また明日からは忙しくなるけど。


■ 今日の空日記。相変わらず雲が多い。少し雨雲っぽかったので洗濯物をしまって外出。結局雨は降らなかった。いろいろ乾していけばよかったと思うけどこればっかりはお天とさまの都合だから仕方が無い。先日の 東京停電事件で電線や鉄塔の話題がニュースになっているけど、全部の電線を地下に埋めてしまうのはやだな。僕は鉄塔が好きだから。まぁ地下に這わすのは費用がそうとうかかるらしいからなくなることはなさそうだけど。