東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『コンビニの思い出など』

■ 唐突な話だけど、僕は大学3年生が修了してから1年間東京に戻って演劇の学校に通っていた。その時、学校の近くにあったコンビニエンスストアで1年間バイトをした。そのコンビニは翌年、僕が大学に復学した年の秋ぐらいに潰れてしまい、その後はチェーン店のお酒を販売する店に変わって、今もその店が続いている。


■ 今日、たまたま仕事でお酒を買わなくてはならない用があり、本当に偶然、そのお店に立ち寄った。バイトを辞めてから初めて店の中にはいった。内装は大幅に変わっていて、コンビニの頃の面影はない。変わったなぁと思いつつ、いくつか思い出すこともある。


■ 僕が働いていたコンビニの店長さんはとても立派な方で、バイトの身の僕にコンビニの仕事を、つまり客商売のノウハウのようなものをいろいろ教えてくれた。それは本当に勉強になったし、今はぜんぜん関係ない仕事をしているけど、どこかでその経験が活かされていると思っている。


■ コンビニで働いていた当時のことを思い出すと、僕が働いていた年、それは2000年だったけど、確か『生茶』が発売された年だったと思う。夏がとても暑くて、その年、コンビニのお茶系ペットボトル競争が猛烈に激化した。それまではお茶のペットボトルなんてせいぜい定番の『烏龍茶』と『おーいお茶』くらいしかなかった気がするけど、今思い出しても、その他に『グリーンズ』『聞茶』『飲茶楼』、あとジャッキーチェンがCMをやってたボウボウ茶とかいうのもあった気がするが、とにかくたくさんのお茶が販売されていて、それをどんどん棚に陳列しながら、お茶がたくさん売られていると驚いた記憶がある。


■ あと、確か缶コーヒーも競争が激しかった。定番になっていたのは『BOSS』と『ジョージア』だったけど、そこに『ルーツ』が新登場したのもこの年だったはず。この3つの缶コーヒーの競争がすごく激しかった。今ではなんでもない風景だけど、その当時はまだちょっと新鮮だった気がする。


■ 夏はそんな感じで、冬はホットのお茶ペットボトルが出て驚いた記憶がある。その当時はまだホットは缶が主流で、ペットボトルで販売していたホットドリンクはせいぜい『ホットレモン』ってやつだけだったと思う。どうだったろうか。とにかくコンビニで働いていると、世の中の流行をおっかけよう、つくろうとする流れのようなモノを少し感じることが出来た気がする。


■ 今、そのコンビニの店長さんは上野の不忍池のほとりのコンビニで働いている。2年ほど前に一緒にコンビニで働かないかと誘われたのだけど、僕はうやむやにしてしまった。それもまた昔の話。


■ 今日の空日記。日中は仕事でばたばたしていて、気がついたら夜21時をまわっていた。そういえば今朝は制服を着た学生の姿をたくさん見た。明日から9月。それにしても1日が金曜だと、学校に行ったと思ったらまた2日休みなのですな。始業式を9月4日にする気前のいい学校はないのかしら。