東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『隣の会話』

■ 駅前のラーメン屋で食事をしていたら、隣に座っていたカップルの会話が聞こえてきた。話を聞くにどうやら彼らは大学生のカップルのようだ。その男の方が今住んでいる学生寮の他にさらにアパートを借りたいとかそういうことを話していた。「お金足りるの?」と彼女の方が聞いていたがそれに対して男は「だって寮の家賃3千円だぜ」と答えていた。3千円はまぁ安いなと思うけど、それが大学の寮の相場なのだろうか。というのも僕の寮の家賃も6千円かそこらだったからだ。まぁ、東京と北海道の帯広で、ましてや5,6年前の話しだからあまり比較にならないのだろうけど。僕の寮はそれに食費が別にかかった。ラーメン屋の男の話を聞くと3千円の家賃のほかに光熱水費は使用した分上乗せされるらしいから、結果的には7〜9千円くらいにはなるのではないか。まぁ、その金額で都内に住めるのだとしたらそれは相当恵まれたことだと思うけど。いや、まぁ、それはともかく、そうやって大学生のカップルがラーメン屋さんで話しをしている風景がなんだかとてもいいなぁと思ったわけでした。


宮沢章夫さんの『考える水、その他の石』(白水社)読了。やはり面白い。ボーナストラックとしてwebの日記が掲載されている。かつて正社員として働いていた仕事を辞めて、時間にすごく余裕ができた頃にこのweb日記を読み始めた。それから夢中になってこの日記を読み続けている。仕事を辞めて精神的にずいぶん落ち込んでいた時に、この日記を読んだことでどれほど刺激を受けたことか。この本にも掲載されている『喜劇人におけるAとBの系譜』や『萩本欣一のシステム』をweb日記で読んだときはほんとに眼から鱗が落ちたような気になってなんども読み返した。


■ 今日の空日記。昨日に続き晴れ。風がなく昨日ほど寒さを感じない。ラーメンを食ったらどうしても甘いものが食べたくなる。生八つ橋ではない甘いものが。それでコンビニでアイスを買って帰宅。冷凍庫を開けると大量のアイスがそこにはあった。そういえば鍋をやったとき、数人の人たちがそれぞれアイスをお土産に買ってきてくれて、それがあまったのだった。忘れてた。というわけで、我が家には生八つ橋とアイスがやけにある。