東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『海を見にいく』

■ 海を見たくなったので、海に見に行くことにした。葛西海浜公園へ。ここは以前、リーディングをやった展覧会の作品作りで家常さんと来たことがある。それ以来だから、2年ぶりくらいか。


■ でっかい観覧車を横目にちょっとした上り坂を歩いていくと、不意に視界が開けてくる。そこに海がある。思ったより寒くなくて、犬を連れて散歩をしている人、フリスビーで遊んでいる人、カイトを飛ばしている人、寝そべっている人、いろいろいる。羽田空港に発着する飛行機がひっきりなしに空を飛んでいく。少し沖の方にカモメだろうか、たくさんの鳥が集まってプカプカ浮いている。向こうの方に大きな風車が見える。回ってなかった。どこかの誰かが忘れていったサッカーボールがあった。夕焼けがきれいだった。波がゆれていた。海を見に来たので、海を見た。頭の中に流れる音楽は空気公団の「とまれうた」。ずっとぼんやり海をみた。その風景を形に残すことに意味なんかあるのだろうかと思いながらも、ついつい携帯のカメラのシャッターを押してしまう。冬の海もすごく好きなので、また来たい。

■ 今日の空日記。上の写真の通り、快晴。部屋にある窓の外には屋上に通じる階段がある。屋上は立ち入り禁止なので人は誰も通らないのだけど、猫はしょっちゅう通る。窓を開けて見ていると、二匹ほど猫が階段を昇ってきて、窓のこちら側をじっとみている。そこで、その2匹に花輪くんと森田くんという名前をつけることにした。猫とはいえ携帯を向けるのは結構失礼なことなのだろうと思ったけど、階段にいる森田くんをパチリ。

これからもたまに遊びにきてくれたらいいなと思う。夜に、近所にもう一つある銭湯へ。ここはそれほど熱くなかったのでゆっくり入る。ポカポカになって外に出ると、ひんやりして気持ちいい。天気予報によると明日の朝は一番の冷え込みになるとか。空にはきれいな月がでていた。