東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『PV撮影/友人たちがやって来た』

■ ここ数日間は本当にいろいろあった。さしあたりバタバタしているのは仕事で、どーにもこーにもなかなかに世知辛いことになっている。「仕事ってそういうもんだ」とはよく言われるし、それも判らないでもないのだけど、正直、そこだけは飲み込みよくならないままでいたいなとも思う。


■ 16日(金)から17日(土)にかけてのかげわたりのPV撮影は本当に大変だった。まず機材の使い方がよく判らない。使ったことの無いカメラやレールといった機材を使いこなすのにすごくてこずった。カメラの設定や画面の色みを調整してくれたTくんがいなかったら撮影がきちんとやれていたかわからなかった。照明のSさんも、芝居とは勝手の違うライブ演奏の照明をかっこよく作ってくれた。照明のお手伝いで参加してくれた2人にも感謝です。そして機材の運搬で急遽参加してくれたIさんやWさんにも感謝です。Wさんは翌日からスキーに行く予定があったのに来てくれた。仕事を頼んだ僕でさえ、「え?どうしてスキー行くのにここにいるんですか?」と聞いてしまったくらいだ。ほんと有難うございます。そして僕が仕事で手がまわりにくくなっていた制作をサポートしてくれたM。撮影当日はデッキからの音だしなどスタッフとしてもいろいろがんばってくれたし、本当に助かった。六本木EDGEの責任者で、今回の撮影のことを快諾し、当日もいろいろと協力していただいたSさんにもこの場を借りて改めて御礼を申し上げます。

そして、撮影のために何度も歌をうたい楽器を演奏したかげわたりの面々と監督の谷川さんは本当にお疲れ様でした。タイトなスケジュールで、後半は怒涛のように撮影をこなしていったけど、短い時間とはいえ、撮る方も撮られる方も、今までにない集中力を発揮していたような気がする。鬼気迫るものがあった。その雰囲気はきっといい具合にテープに記録されたと思う。



夜の11時に入って、ライブハウスでの撮影が終わったのが朝の8時。外に出たら朝方の東京タワーがとてもきれいだった。

そこから谷川さんと家常さんと制作助手のMと僕の4人は東京の風景撮影にでた。なにか不思議なテンションで東京タワー、浜松町の世界貿易ビル、永田町、御茶ノ水と車を走らせた。最初は順調だったのだけど、夕方から雨が降り出してしまった。そこで撮影は中止。とりこぼしたシーンは24日(土)に撮ることになったのだけど、それは自然のことなのだし、仕方が無い。

とにかく本当に、手ごたえの感じる撮影だった気がする。そういった場所でいろいろとやれるのはやっぱり楽しい。あとは編集が残っている。これは谷川さんとTくんにいろいろお願いすることになる。いろいろ大変だと思うけど、ここはもう一つがんばっていただきたい。もちろん、僕もやれることはやっていくつもりですし。


■ それとは別に土曜の夜に大阪から大学時代からの友人Yしゃんがやってきた。久しぶりに会う。本当だったらゆっくりいろいろ遊べたらよかったのに僕がPVやら、さらに急遽日曜に仕事が入ったりしてあまりお構いも出来ず申し訳ないことをしてしまった。日曜の夜はさらに北海道から大学時代の先輩Fさんと、出張先の九州から同じく先輩Sさんもやってきて、Fさんの後輩くんと5人で楽しく飲んだ。

  池袋で飲んでから僕の家に移動。いくつかの点で僕と僕の家に駄目だしが出た。まぁ、確かに僕の方から泊まりにきなはれと言っていたのに布団がないのは問題だったかもしれない。そのうえ部屋はフローリング。痛いし寒い。いや、ほんと旅で疲れた人たちには申し訳ないことをしました。

  こうやって学生時代の頃の人たちと会う時間というのは本当に楽しい。それぞれの時間が流れていて、その経過に驚いたりもするし、相変わらず変わってないところにもほっとする。5人で近所の銭湯に行った。風呂の中でFさんが「こういうなんでもない時間がずっと続いたらいいのになぁ」と言った。なんでもない時間は本当になんでもない時間でしかなくて、何も生み出さないけど、だけど、その時間はとても大切なものだと思う。今度、こうやってまたみんなと会うのはいつになるのだろう。みんないろんなところに住んでいて、なかなか会う機会も少ない。ただ、まぁ、それならそれでいいのだと思う。それぞれ達者で暮らしていればいい。どこかで、いつかきっと会う。会ったその時に、またなんでもない時間を楽しく過ごせたらそれが本当に最高だ。