東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『小銭と会議』

■ ある打ち合わせに参加する。人に何かを説明するときに、その人の性格のようなものが現れてくると思う。向こうが伝えたい情報がある。こちらが知りたい情報がある。こちらの要望を与して説明を端的に出来る人はすごいなと思うが、なかなかそういう人はいない。大体の人は自分の伝えたい情報をなんとかしゃべろうとするだけで精一杯になる。ただ、まぁ、端的にしゃべれる人は賢いのだろうとは思うけど、そういう人と会話をしているとどうも破綻がなく、僕からするとすこしつまらないところもある。でたらめだったり、いい加減だったり、好き勝手に話し始める人の方が、予想もつかなくて面白かったりする時もある。


■ あるラジオを聴いて面白かったこと。たぶん、『リッチに見える行為(こと)』というテーマでリスナーからのメールを読んでいた。その中のメールのひとつ。

『コンビニで40円の買い物をカードで済ます』

どうなのか。これは、本当にリッチな行動というよりは、皮肉をきかせたネタ的な要素が強いのだろうが、僕はカードで何かを支払うということをまったくといっていいほどやったことがないから判らないのだけど、ほんとにカード払いばかりで、現金を持ち歩かない人は、例えばコンビニでペットボトルを購入したときに、カードで済ませたりするんだろうか。

つまり小銭で支払えるものは現金で払えよという意味合いがここにはあるのだろう。カード払いというのは、どこか高い買い物を思わせる。カード払い>現金払いだ。その中でも小銭のみで可能な支払いっていうのの立ち位置ってのはかなり微妙だとは思える。「いや、ほんと、マジで自分なんかのためにカードさんのお手を煩わせるなんて恐縮っすよ!」と言う小銭の声が聞こえてくるような気さえするし。いや、まぁ、それは嘘だけど。それにしても、どうなるのかね。いずれ、本当にすべての支払いや購入がカード払いになるようならば、話はシンプルになるのだろうけど、おそらく現金払いってのはなくならないだろうし。まぁ、とにかくちょっとひっかかりを感じた内容だったのでした、ハイ。