東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『街のあかり』

tokyomoon2007-07-14

■ 最近、どうも頭の、後頭部のあたりがかったるくなることが多く、なんなのだろうと気になっていたのだけど、これはもしや肩こりなのではないかと思い始める。今まで肩こりというものを意識したことがなかったので、実際のところどうなのかは判らないのだけど。ただ、そういう風に気にし始めると、心なしか肩甲骨上部が凝ってるような気にもなるので、なんか、あれです。


■ 金曜の夜、急に大学の先輩から電話をもらい、池袋で飲むことに。久しぶりに会う。いろいろとしゃべる。結婚してすでに子供もいる方なのだけど、いろいろな部分が大学の頃と変わってなくて、それが、なんていうか、ほっとするというか、素直に楽しい。向こうからすると僕も変わってないらしいけど。「眠い」と言うので、ビジネスホテルにチェックインした先輩と明け方四時ごろわかれてフラフラと帰宅。楽しい夜でした。


■ で、今日。いよいよ台風が近づいている。雨の中、明日明後日の仕事で使うある小道具を探すべく池袋のデパートをいくつか徘徊。見つかりそうで、見つからず、なんともかんともな気分に。痒いところに手が届かないとはこういうことだ。で、そんな時に限って「すいません、手相の勉強をしてるんですが」と近づいてくるお人がいる。すいませんと思うなら声をかけないで頂きたいと思うのだけど、俺、この手の人によく呼び止められてしまう。いるのか、「勉強ですか、それはそれは。では僕の手相をご覧あれ」という方は。いないことはないんだろうな、手相の勉強という名のキャッチセールスが世からなくなってないところを見る限り。やんわりと断って去る。


■ やっとこさ、小道具を購入して、それから渋谷へ。アキ・カウリスマキ監督の『街のあかり』を観る。ほんと、美しい映画だ。それに佇まいの素晴らしさ。登場人物たちの煙草を吸い方の佇まいのなんと素晴らしいことか。煙草の葉っぱが火でチリチリと燃える音の具合もすごくいい。煙草を吸いたくなる映画と料理が食べたくなる映画に駄作なし、と勝手に思ってみる。監督独特の笑いも最高。魔性の女ミルヤと主人公が出会う喫茶店のあの必要以上にでかい店主の存在とか。でかい店主の手から差し出されるコーヒーをミルヤが受け取るシーン。Sサイズかと思ったコーヒーが、いたってレギュラーサイズであるところとか。あれ、ほんと、面白い。ある方の日記でこの映画の原題が「暗闇のなかのあかり」だと知る。ほんと、そういうことなんだろうなと思う。売店で『Jukebox –Music in The Films of Aki Kaurismaki』購入。


■ すごい雨の中、渋谷は人でごった返している。早々に帰宅。