東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『焼肉かと思った』

スティーヴン・セガール主演の“沈黙”シリーズなる映画が現在までに12本ほど作られているらしい。とはいうもののシリーズというのは名ばかりで、本当の“沈黙”シリーズとは『沈黙の戦艦』と『暴走特急』という作品だけで(この2作は主人公の設定や名前が同じらしい)、他は特につながりはなく、共通点があるといえばスティーヴン・セガールが、銃とか、合気道とか和洋入り乱れた技を駆使して人を殺めることらしいのだけど。まぁ、他にもそこまでタイトルに共通点を持たせるにはなんかしらの関係(米国製作会社が一緒とかもしくは、日本国内配給会社が一緒とか、あと、なんだ、えーと、気分とか)があるのかもしれぬが。疑問なのは、ここまでくると主演作全部が“沈黙”ってことなのかというとそういうわけでもないところだな。『ICHIGEKI』とか『DAKKAN』とか『GEKITETZ』なんてタイトルの作品もある。それ、どうやって区別してるのだろう。そこにはなんだ、“沈黙”審査員的な人がいるのかしら。審査員は映画を観て言うのか、「これは、そうだなぁ、そんなに“沈黙”してないな」と。「そうかなぁ、俺は、この作品、けっこう“沈黙”してると思うけど」「いや、この程度の沈黙で“沈黙”は語れないよ」とかそういう会話が審査員の間ではなされているのだろうか。まぁ、それはそれとして果たしてこの“沈黙”はどこまで続くのか。もうとことんまで行くしかないのかもしれないけど。


アメリカからのお土産のチョコレートが会社に置いてある。元々少し形がいびつなものなのだけど、それを見たある人が「焼肉かと思った」と言い、いくらなんでもそれはないだろうと思ったのだけど、その言葉を聞いてから改めてみるとなんだか焼肉に思えてくるから不思議だ。箱に入ってるのに。見てくれはアレだけど、このチョコ、とてもうまい。決して焼肉ではない。