東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『27日28日』

■ 大学時代にお世話になった先生Kさんが学会があって東京に来ていたので、飲むことになった。以前、その旨のメールをもらったとき『27日の夜に』としっかり明記されていたのに、なぜか僕はそれを土曜日だと勘違いして、『その日は仕事でして』と返信をしてしまった。受け取ったKさんはそのメールの意味がまったく判らなかったらしい。そりゃそうだ。


タイミングというものはあるもので、うまい具合に仕事が早く終わり飲み会に行くことが出来た。大学の同期で横浜に住んでいるH君も仕事終わりに合流。学会に出席していた現役の学生くん、つまり僕らの後輩も幾人か来ており、わいわいがやがやと飲む。いろいろと懐かしい話もする。Kさんはこのほど2人目のお子さんが生まれ、今やすっかり良きお父さん。時間は確実に過ぎているもんだなぁと思う。楽しい夜。


■ 今週は仕事が落ち着いている。届け物を虎ノ門のとある会社に届けてから、特に急ぐ用事もなかったので、ふらふらと外堀通りを四ッ谷方面に歩く。それまでオフィス街の風景だったのが、六本木通りと交差する溜池交差点の付近からガヤガヤとにぎやかになっていく。左手には赤坂。右手には日枝神社日枝神社の手前にやけに豪華な建物があって、後から地図を見てそれが総理大臣の官邸だと知る。えらいことになっているな。なにせ道路沿いに滝が流れている。にぎやかな土地なのだと思う。国の中枢と歓楽街。すべてメインストリートの話。少し横道に入れば、また異なる風景がそこにある。どうしたってそっち側の方が興味深いな。冷たいはずの風がなんだか心地よく、最初はすこしだけと思っていた散歩は結局四ッ谷まで続いた。赤坂から四ッ谷へ向う弁慶橋の下にあるボート乗り場で二匹の猫がじゃれあっていた。秋がもうすぐ終わる予感。