東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『12月20日』

■ 某仕事で京王線に乗って国領まで行く。京王線は遠い電車。同じく新宿を起点としている中央線は遠くないけれど、京王線は遠い電車。まぁ、僕の利用頻度ということだけの話しですが。以前、芝居の稽古を頻繁に行なっていた頃は、京王線芦花公園とか千歳烏山などを使っていたことがあったけど最近はもう滅多に乗らない。京王線に乗ると東京は西側に広いなぁと改めて思う。のんびりとした駅をいくつも越していく。


国領駅で、ブタの様な輪郭の犬が、おじいさんにつれられてヨタヨタと歩いていて、その具合がよかったのでしばし見とれていた。犬も老人もゆっくりと歩く。


■ 左足のギブスは来週でいちど外れる。ぱっと見、包帯を巻いてたいそうな怪我に見えてしまうのでギブスが外れるのは有り難い。とはいっても少し軽量のギブスに変えるだけなので、まだまだ不自由な生活は続くのだけど。軽量のギブスは足の型をとって一からきちんと作る立派なものらしく、昨日その型を取りに病院に行った。


それが最新の技術なのか、ギブス業界の事情を詳しく知らないのでなんともいえないのだけど、型を取るための石工は、ガーゼのように布状なっていて、それを水に浸してから包帯を足に巻くように巻いていくと5分程で固まってめでたく型が取れるという具合。なにやら非常に効率がいい。こういったそもそもが特殊と思われる現場の、特殊な道具が、とても使い勝手がよく工夫されているのは見ていると面白い。


■ 仕事からの帰り。中央線の新宿駅で人身事故があったらしく電車が停まっていたので、ならばと市ヶ谷から地下鉄で帰ることにした。たまにこうやって道を変えて変えるのも面白い。都営新宿線で神保町まで行き、そこから三田線に乗り換える。都営新宿線から三田線のホームに行くにはやけに深くまで下る。神保町の地下はなにやら入り組んだ感じがしている。


■ 夜は地元のファミレスで脚本書き。近くの席の若者が、店内のBGMで流れる曲が変わるたびに、あれはなんだこれはそれだ、と話しのネタにしていた。最近はいわゆる流行の曲をとんと聞かなくなって、好みの音楽ばかり聞いているのでほとんどの曲が判らない。それはともかく楽曲にまつわる思い出というのは人それぞれいろいろあるものなのだなと思う。深夜3時、脚本書きの調子がでてきたくらいに閉店の時間になってしまい消化不良で帰宅。