東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『眠り姫』

tokyomoon2008-04-24

■ 下北沢で七里圭監督の『眠り姫』がレイトショーでアンコール上映されているということを知り、ここぞとばかりに観る。


映像や写真に触れる悦びの一つは、今まで見慣れてきた視界に新しい見方を示されることではないかと思う。見慣れたはずの視界がばーっと拡がりをみせる感覚。そういう感覚を起こさせてくれる映像や写真が僕は好きだ。『眠り姫』の映像、つまり監督の視点、それと音(音楽)は、その感覚を何度も刺激させてくれる。それと、この映画はどこか怖い。ラストカットの、あの登場人物の登場の仕方はかなり怖いホラーだと思えた。


■ 映画を観た後に、下北沢にある広島風お好み焼きの店で、お好み焼きを食べた。広島風お好み焼き、実は初めて食べたかもしれない。焼きそばぎっしり。お好み焼きの他につけ麺も頼んでしまった。麺に偏った夕食となる。食事の途中、家常さんからある電話をもらう。面白そうな話に誘われた。面白い話は即参加なり。


■ 下北沢は夜もにぎやかな街だ。それとテレビとか演劇でよく見かける人が多い。数100mの距離を歩いている間に、とある劇団の演出家さんや、ドラマで観たことがある俳優などを見かけた。いるものだなぁと思う。

で、家に戻る途中、新宿駅を移動していたら「あれ、松瀬さん?」と声をかけられる。振り向くと以前芝居で共演させてもらったHさんとUくんがいた。知り合いにまで会うとは。それにしてもその時のUくんの驚き方は半端なかった。口は大きくあんぐりと開いて、眼がひんむいていた。いるはずのない人を見たような驚き方だった。いやいやおりますがな、東京に住んでるし。会うこともありましょう。