東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『ゴールデン覚書』

■ あれよあれよと言う間に日々は過ぎている。世間はゴールデンウィークながらそれほどその恩恵を受けていない気もしつつ、かといって少々休みを取れているだけ有難いなとも思う。以下、少しずつ今までの日々、覚書。


■ 1日(木)。以前の職場で一緒に働いていたAさんとKさんと久しぶりに飲む。仕事をしていたのは2年前で、思えばずいぶん経っている。その頃の話とか近況とかいろいろ話す。この日、いろいろ話した内容は要約すると、自分の楽しいように生きるにはそれに伴う諸々への覚悟と責任がいるなということになると思う。重い話ではなく、当然のこととして。ちょうど前田司郎さんの『グレート生活アドベンチャー』を読み、曽我部恵一バンドの『キラキラ!』というアルバムを購入して聴いていたので、余計にそういう意識は強いと思うのだけど。好き勝手に生きること、僕はそれを肯定してこれからも生きていく。


■ 2日(金)。もくもくと仕事。


■ 3日(土)。仕事の用で朝から北琵琶湖へ行くことに。滋賀。朝6時発ののぞみに乗るため東京駅へ。ゴールデンウィーク帰省ラッシュともろかぶり。自由席しか取れなかった僕らは、案の定座席を確保することが出来ず、名古屋までを通路で過ごすことに。甘くないぜ、帰省ラッシュ。途中、睡眠不足もありくじけてしまい迷惑をかえりみずに床に座り込む。トイレに行く人とかに、めんどくさい感じの視線を受けつつも。許して欲しい。辛かったのだ。名古屋からこだまに乗り換えて米原で下車。そこから在来線に乗って少し移動。この日の滋賀は快晴。なんといいますか、仕事とはいえ、こういう行ったことのない土地を不意に訪れる楽しさと言うモノを堪能。畑仕事に向かうのか、自転車をこぐおばちゃんもいい具合。太陽を浴びて青々としている麦もいい具合。






よかった。春を越して、いきなり夏みたいな陽気もよかった。半袖でうろうろしていたらすごく日焼けした。それもよし。仕事だけど。


それで、北琵琶湖周辺での仕事を終えてから名古屋へ。ここでも少しばかり仕事をする。仕事の合間に入った喫茶店で「あんかけスパゲティ」なるメニューを発見。おや、と気になるも昼ごはんを食べたばかりだったのでそこは一度スルー。仕事を終えてから、夕食を食べようと名古屋駅のあたりをぶらついていると、あんかけスパゲティ専門店を発見。ここぞとばかりに入る。その店、カレーのチェーン店でもあるココ壱の姉妹店だった。東京にもこの店舗があるのかは定かではないけれど、名古屋近辺ではこの店は結構あるとか。あんかけと言っても中華でよく見るあれではなくて、トマトソースがカレーのルーのような按配でスパゲティにかかっている感じ。スープスパよりはゲル的な。液体度でいうと、スープスパあんかけスパゲティ>スパゲティのような。こういう、東京ではみたことのないその土地ならではのものというのは面白い。


仕事とはいえ個人的には楽しい1日。たださすがに疲れた。朝一に東京を出て、夜の23時に東京に戻ってくるのはラクではないことを知る。


■ 4日(日)。またもや朝5時半から仕事。バタバタとしつつ20時に終了。21時過ぎには家に戻るもさすがに疲れて、即就寝。


■ 5日(月)。つまり今日。起きたら11時。たまっていた洗濯などをする。ウダウダしてから2時ごろに外出。上野へ。上野公園から芸大、不忍池あたりをぶらつく。祝日だからか上野は賑わっている。芸大あたりから谷中へ向かうあたりは、久しぶりに歩いたけどすごく良い。住みたいとさえ思う。今の場所に引っ越す前は、住まいを根津か千駄木あたりにしたいと思っていた。その思いが少しだけ復活。いや、今住んでいるあたりも相当気に入ってるのだけど。


それから水月ホテルという森鴎外の住居跡にデンと立っているホテルで、私的な食事会。会席的な食事を久しぶりに食べる。腹いっぱい。ホテルの敷地内に森鴎外の住んでいた家があり、ロビーを抜けるとその家を拝める仕組みのホテル。家の中は見なかったけど、外観はいい具合。そういうのもあるけど、上野界隈は楽しい。土地が面白い。もっとあの周辺をいろいろ歩きたいなと思う。


食事会で飲んだ酒が今もまだ残っている。頭がちょいと痛い。でも楽しかった。


■ というわけで黄金週間も残り1日。