東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『阿佐ヶ谷の夜』

tokyomoon2008-05-20

■ 朝から雨が降る。雨だから寒かろうと長袖の服にジャケットなどを着て会社に行ったら、なんだか暑かった。じわぁと汗をかいて気持ち悪い。


和田ラヂヲさんの新刊コミックを買おうと本屋のマンガコーナーを物色するも見つけられず。このまま手に入らないのも嫌なので店員さんに「あの、和田ラヂヲさんの新刊なのですが」聞くと、「和田・・ラ?」と疑問系の返答を頂く。知らなかったか。こうなるとなぜだか気恥ずかしい。改めて「和田ラヂヲさんなのですが」と言うと、なにやら釈然としない表情で一拍置いてから「タイトルは?」と言われる。仕方が無いのでそれに答える。

「ラブラドール・和田ラヂヲ」です。

一瞬沈黙を置いてから店員は何も言わずに在庫を確認にカウンターへ向かった。まぁ、そういったアレを経つつも無事購入。で、面白いし。電車の中で笑いをこらえながら読んだり。

■ 19日(月)の夜は仕事終わりに阿佐ヶ谷へ。かげわたりの宮嶋君、里崎君、かげわたりマネージャーMが飲んでいる席に合流する。そこは宮嶋君が教えてくれた焼酎が美味しいお店。僕も以前一回連れてきてもらったことがある。「イモ焼酎」とオーダーすると店主である女将さんがお任せで焼酎をいれてくれる。お湯割りがうまい。あまり飲めない僕でもグイグイと3杯ほど飲む。

カウンターだけの小さいお店。席はぎっしり埋まっている。僕は途中から合流したので、最初みんなの横に座れず、離れた場所に座っていた。すると隣の年配の人たちががんがんと話しかけてくる。最初は驚いたけど自然にいろいろと話しが弾む。

途中から宮嶋君の職場の上司の方も合流。その人と70年代の学生運動の話しを少しする。60年代、熱気を帯びていた学生運動が70年に入った途端に急速にエネルギーを失っていく。その渦中で、その人はまさに学生として日々を過ごされていた。エネルギーを失っていった理由は何かと尋ねてみたら「裕福になって生活が豊かになったから」とその人は答えた。実際にその時代を過ごしていた人の話しは、本を読むだけでは得られない実感が伴っていてためになる。


そういった話しも聞きつつ、くだらない話しでも盛り上がり愉快に過ごす。夜の阿佐ヶ谷はなんだか賑やかで楽しい。