東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『蝶々の、空を舞う』

tokyomoon2008-06-10

■ ある仕事で、車で移動していた。国会議事堂の前の交差点で信号待ちをしていると、芝が植えて手入れがなされている側道の上を白い蝶々が飛んでいた。普段気にも留めずにいたせいか、やけに新鮮な気持ちで蝶々を眺めた。


  車を会社の駐車場に置いて歩いていると、近くのマンションの前で一人の子供が自分の手の上に何かを乗せてそれを眺めていた。その何かは手の中で動いていた。やがて、その何かは子供の手の上から離れると近くの花の植えてある花壇のあたりをヒラヒラと浮遊していた。何かは色の黒い蝶々だった。蝶々と子供は白い糸で結ばれていた。子供の手には糸が握られている。その先は蝶々に結ばれていた。蝶々は糸に結ばれて、花壇の前を漂っていた。


  その子供がどういう風に、どういうつもりで蝶々に糸を結んだのか。それはよく判らない。結ばれた蝶々が可哀想で、白い蝶々がそうではないのか。それもよくわからない。偶然にしては、やけに印象に残る蝶々の光景。なぜか続けて2つも出会った。その光景を見た後、自由とはなんなのだろうと、やりきれない事件が東京で起きた。それがやけに尾を引く。


Lantern Paradeの『悲しいことがあっても』という曲を繰り返し聴く。


■最近も相変わらずばたばたしている。編集は少しずつ前進。