東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『練武先求腿力』

■ 車や電車で移動することが多い日々。用事があって初台まで電車で行った。以前、新国立劇場で芝居を観たことがあって降りたことがある駅なのに、新宿の京王線改札でどこから乗れば初台に行けるのか迷う。不覚。


■ で、さらに仕事で、柔道や武道にまつわる言葉を調べたりした。『自他共栄』や『柔能く剛を制す』のような有名な言葉の他に『拳打千遍、身法自現』といった難しい言葉などもある。その意味は、ひたすら稽古を重ねることで身体の動かし方は自然に会得される、というものだそうな。


そしてその他に次のような言葉を見つけた。

『練武先求腿力』

これまたなにやら重さというか深さを感じさせる印象を受ける。が、よく見るとなんとなく意味が読み取れてくる。読み方は、練武先ず腿力を求む、であり、意味は、すべての武術の基本は足を鍛えることにある、である。なるほどうなづける言葉だ。しかし、もっとストレートに訳するならば、これはつまり『まずは腿を鍛えろ』となるのではないか。そうなると、もちろん、下半身を鍛えることは重要だろうけど、なにもそんな大袈裟に言葉にすることもなかろうにとも思えてくる。いや、まぁ、足腰を鍛えることは重要だろうとは思うけれども。