東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『雨と紫陽花』

tokyomoon2008-06-05

■バタバタとした日々を送っていたらいつの間にか雨の多い季節になっていた。雨は嫌いじゃないけれど、ずっと続くのはどうにもこうにも。


■終始、時間がないわけではないのだけど、どうもタイミングが合わない。時間が空いたなと思うところで予定を入れると、突如そこに仕事が入り予定をキャンセルせねばならぬ事態になる。それで、先週末にかげわたりの家常さんやカタカナの谷川さんと話しをするはずだったのだけど行けなかった。うーん。


■そうかと思えばamazonから届いたエリア・スレイマン監督の『D.I.』を観たりしている。自分の立っている場所から作品を作る意志をひしひしと感じる。とにかく痛快。そして、改めて、僕が今、気持ち良いと感じる世界は、こういう場所に存在するのだと思えた。ツァイ・ミンリャンロイ・アンダーソンエリア・スレイマンオタール・イオセリアーニアキ・カウリスマキ、それに小栗康平さん。どの監督の作品も、僕に幸福な時間を与えてくれる。

ロイ・アンダーソンといえばamazonで注文した『散歩する惑星』は、さらに調達までに時間がかかるとメールが来た。この調子だと来月あたりになっちまうんじゃねぇのか、と思っていると、もう一つ気になってamazonにて注文していたアーティストPeter BroderickのCDに関しては当初から発送予定が7月13日あたりと報告があり、かかるものはえらくかかるのだと認識し諦めて待つことにした。


■他にもいろいろあるんだよ、インプットしたいものが。カネコアツシさんの『SOIL』の新刊が出ていたし、今週からヤングマガジン古谷実さんの新連載も始まる。新しい刺激がどんどんやってくる。

外部からの刺激はさておき、僕自身はどうなんだ、と思わざるえないのは、何か自分が今停滞しているような気がしてならないから。その理由のひとつに自主映画の編集がまったく出来ていないことがある。出来てない。ただことではない出来なさ。

内側が停滞しているので、外側に目が行ってしまう。ペドロ・コスタ監督の『コロッサル・ユース』は絶対に観たい。

あと、僕が今、一番心惹かれるアーティストLibrary tapesの日本ツアーが今月あるのだ。東京は渋谷と下北沢。どちらか、いや、どちらも行きたいものだ。これは逃避か。それにしてもこのフライヤーのステキさよ。


■というわけで紫陽花のきれいな季節。