東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『路地へ』

■ 変な体勢で寝てしまったのか覚えがないのだけど、首が痛い。起きてからずっとなので寝ている間にやってしまったのだと思う。


■ 仕事の合間にコンビニへ行き、昼食にカレーを購入。レジで対応してくれたのは仕事をはじめたばかりのような青年で、どこかぎこちなさを感じた。慣れないのは仕方ないねと思いつつ、職場に戻ってカレーを食べようとすると、袋に入っていたのはスプーンではなくフォークだった。ううむ、何を刺して食べろというのか。


■ 少し早めに帰宅。思い立って青山真治監督の『路地へ 中上健次の残したフィルム』DVDを観る。イントロ部分、和歌山の新宮へ車で向かうシーン。海を横目に、山をのぼり、下る。いくつものトンネルを越えていく。その風景をカメラで撮り続ける。記録は、それが全てではない。あくまでもその日の、その瞬間の、その場所を切り取っただけに過ぎない。そうではあっても、その瞬間のその断面に、記録を超えた何かがある。郷愁とかそういうものではなくて。

  老婆の声で流れてくる『兄妹心中』を、文章では読んだことはあったけど、初めて聞いた。