東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『桜と散歩』

犬を散歩する日々は続く。というか、僕自身、散歩が楽しくて仕方が無い。朝、鬼子母神大鳥神社の辺りをフラフラ歩くことの気持ち良さ。それと、つくづく思うのは犬を連れていると声をかけられることが本当に多いことを実感する。
連れている犬種の珍しさもあるのかもしれない。『かわいい』やら『足が大きいから大きくなるね』『何才ですか?』などといった按配で声をかけて来てくれる人がいれば、バーニーズマウンテンドッグという犬種めずらしさから『実は実家で飼っている(いた)』といってわざわざ自転車で走っていたのを停めて降りてくる人なんかもいる。
断言出来るのは、僕一人で歩いているときはこんな声の掛けられ方は絶対にしないということだ。
「大きいですね」「いや、183センチです」「わぁ、何歳ですか」「先月、31歳になりました」「わぁ」
ない。それは絶対にない。

週末諸々。

9日(金)。
嫁が、諸々あり、仕事をこの日で辞める。職場の方から花束などを持ちきれない程頂いて電車で帰れずに、職場の方に車で送ってもらって帰って来た。それはどうやら口実で犬や猫を見たいということらしかったのだけど。そんなこととは露知らず、嫁の退社祝いとグラタンを作っていたり、刺身の盛り合わせをスーパーで買い込んでいた私。アンバランスさは別として、どうしたものかと思ったが、せっかくなので職場の方にも食べてもらう。タマネギの水分に対してホワイトソースの量が少なかったらしく、汁っぽいグラタンになってしまった。だけど、味の方は大丈夫だったらしく、曰く「グラタンと思わなければ美味しい」というソリッドの効いた感想を頂く。犬は不意の訪問客に玄関で即うれしょん。

10日(土)。
とはいえ、金曜に持ちきれなかった嫁の荷物を取りに職場のあった台場へ。昼食にふらりと入った中華バイキングの店は、日本人よりも海外の観光客の団体の方が多く、一族集合みたいなテーブルがいくつもあり、そこには驚く程の食べ物が並べられ、おそらく自分たちで持ち込んだアルコールであろうものを酌み交わし、最終的には、引くほどに食べ残して満足そうに帰って行った。

11日(日)。
昼過ぎに、近所に住むT夫妻のところに犬を連れて挨拶。来週で犬と嫁がいなくなってしまうので、その前に犬を見せておこうという次第。以前、犬を飼われていたT夫妻はやはり犬がかわいいようで、Tパパさんは、突然「散歩に行こうね」と散歩にでかけてしまった。そんなTパパさんを他所に、なぜか犬はTママさんにばかりなつき、Tパパさんが「お手」というのには軽い無視を決め込み、Tママさんが「お手」というとすかさずお手をし、例によってうれしょん。しかも2回もちびりやがる。挨拶を済ませてから、嫁と犬と鬼子母神から法明寺へ散歩。桜がまだすごくきれいだった。桜を見る人たちがたくさんいる。花びらがひらひらと散るのが、すごく良かった。
夜に久しぶりに大阪に住むYしゃんと電話。こちらから諸々、相談事があって気が付けば1時間以上話をしていた。いろいろ世の中世知辛いわけですが、泣き言ばかりも言ってられないので。行動あるのみ。
いずれにしてものんびりとした日曜を過ごす。


と、思ったら冷たい雨の月曜日だ。土日の快適さはなんだったのか。恐るべし寒暖差。