東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『写真/結成/晴天』

山形から戻ってくるとドアノブに紙袋がかけてあった。中にはフォトアルバムが1冊。その他に紙等もなく差出人も明記されてない。だけどすぐにおさむんのものだと判った。こっそり派のおさむ氏だ。

ページを開くと白黒の写真。一緒に行った広島や山口の写真を中心に構成されている素敵な写真集。写真を並べる順番もきちんと考えられていて、ページをめくるたびに面白い。



写真は、すでにフィルムが切れている8ミリをそれとは知らずに、夢中で撮っている僕。猫とおばちゃんがすごく良かった。撮り損ねた記憶がモノクロで蘇る。



これは山口で立ち寄った町。おさむんの暮らした家があった町。好きな一枚。なぜすごく惹かれるのか自分でもよく判らないのだけど、この写真にすごく惹かれた。おさむんの写真は個人的に好きな画の広さがある。



20日(火)。渋谷にてM君と久しぶりに会う。最近、お勧めの小説を互いに紹介しあう仲になっており、これは小説を肴に話をしようじゃないかと相成った次第。ハチ公前で待ち合わせをし、交差点のところで客引きをしていた店員に、即座に着いて行くM君。店に行く道すがら、なぜか店員さんと意気投合しているM君。不思議な人だしかし。
酒を飲んで、小説やら芝居のことを色々と話す。僕はこうだ、いやいや僕はこうで、と互いの思うことを話すことの面白さ。というわけで、M君と『ブン憂會』を結成することになった。現代文学に一言持つ若人が、互いの意見をぶつけ合い、新しい文学の地平を切り開こうと夜な夜な集う會である。結局のところ、何を話していたのか終ってみれば定かではないものの、喉を枯らせてしゃべった第一會目は、是極めて充実セリということで結実し零時過ぎに幕と相成った。Redioheadで育ったM君から『Lift』という曲を聴いてくれと言われさっそくyoutube



21日(水)。目覚めれば快晴。暖かくなる予感があったので洗濯をして会社へ。なんとなく、仕事が微妙にうまくいかない日。夜に仕事の納品で赤坂へ。仕事を終えて、買いたいCDがあったのでレコード屋さんに寄ろうと思ったら空から雨が。絶望的な気持ちで、赤坂から地下鉄に乗り、雑司ヶ谷の駅で地上に出ると一雨降りましたの態でアスファルトが濡れている、というか雨が降っている。誰にぶつけるわけではないけれど、ばぁぁぁぁっかやろぉぉぉぉぉぉぉう。帰宅し、雨で濡れた洗濯物をベランダから避難させる。せめてもの救いは、快晴に誘われて布団を干さなかったことくらい。
それで、このままでは一日クサクサして終るなと思い、欲しかったCDを買うため、池袋の街を彷徨。元メトロポリタンのHMV、パルコのタワーレコード共にすでに閉店。ふっきれた私は、気が付けば新宿方面の山手線に乗っていた。新宿南口のタワーレコードは23時まで開いている。僕らの味方、タワーレコード新宿店。

サニーデイ・サービス『本日は晴天なり』購入。

東京で今年初の夏日を記録した快晴の日に、発売されたCD。もう一歩でタイトル通りのところで雨降ったけれど、CD聞いてすっかり気持ちは晴れました。・・・そんな文章書いたサニーデイCD購入者が多いんじゃなかろうかと想像する。日だまりのような心地よさがあるCD。



22日(木)。冬のように寒い日。ずっと雨。