東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『タイマンと命名』

飲食店に1人で入るのが寂しいという職場の同僚Nは、特に立ち食い蕎麦の店には入れないという。理由を聞くと、蕎麦とタイマンになるのが怖いとのこと。突っ立って、蕎麦を食べるためだけの行為が、どうにも無理だと言う。
「だから、雑誌でも買って入らなければダメなのです」とNが言うので、
僕は「しかし、君、蕎麦を食べるってことは、戦いなんだぜ」と言ってやった。


娘が生まれ、名前も決め、命名書を書くに至る。コンビニで筆ペンを購入し、出産をした病院にもらった命名書に名前を書き込んだところ、これが実に下手であり、自分の悪筆を呪った。どうにもフォローしきれない下手さである。悩んだ挙げ句、パソコンを開き、イラストレーターにて命名書に似せたデザインをなんとなく作る。それだけでは気まずさもあったので、筆ペンにて「すまん」と一筆書き、なんとなく『みつを』と添える。手書きおよびイラストレーターの命名書をとりあえず両方とも嫁氏に郵送。後日、ベビーベッドの脇に貼られた命名書の写メールが届くが、それはしっかりイラストレーターで作成したものだった。案の定といえば案の定。


スタインベック『ハツカネズミと人間』読了。
ツァイ・ミンリャン監督『歩道橋』をDVDで。

いよいよ蒸してきた。それはそれでいい季節。