東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『BS/整理/風呂挫折』

tokyomoon2010-10-15

先日、NHKBSで大江健三郎さんのインタビューがあったのを見て、新しい文体を追い求める姿勢に刺激を受け、最新作の『水死』を読まねばという気持ちになり購入。
ここ最近、NHKのBSなどでチェックすべき番組が多く、とりあえずハードディスクに録っているためすでに容量がギリギリ。ピナ バウシュの追悼番組を録画出来たのはたまたまBSを見ていたからで運が良かったものの、まとまって観る機会がない。


嫁氏の手により、あらゆる場所が片付けられており、家にある少し大きめのクローゼットも気が付けば驚く程整理されており、僕が放置していた紙類が「整理しろよ」と言わんばかりに置いてある。それを片付けていたら劇場で購入した松田正隆さんの戯曲『声紋都市-父への手紙』があり、さっそく読む。改めて戯曲を読んで、この作品をあのように演出したかぁと振り返る。今にして思えば、あの芝居の中で、ロベールブレッソンの『少女ムシェット』が本人の身を以て再現されていたのだ。冗談を冗談として行なうとそこにヌルさが確実に生じるけど、それを本気でやられると、ある種狂気が出現して、目が釘付けになる。松田さんのマレビトの会の新作が11月に東京で上演される。


昨日、風呂に娘を入れると、直後からすぐに泣き出してしまった。一昨日も泣いた。手に負えなくってしまう。風呂からあがり、嫁氏が言った言葉にかっとなってしまい「そんな風にいう必要あるか」と怒鳴ってしまったけど、後になってまずいなと思った。今日、職場の上司で、お子さんをお持ちの方にそのことを話すと、そのくらいのことでかっとなってはいけないと言われ、反省する。
反省はするものの、どうしたものか。今日は嫁氏が娘を風呂にいれたけど、まったく泣かなかったという。これは、もう、いよいよ悩む。俺の洗い方が雑なのか、すね毛が不愉快なのか。