東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『雨の火曜、休日の一日』

土日とも仕事をしていたので、休みをとって家族で過ごした。とはいえ、残念な天気。雨ばかりでなく、この寒さも残念。


で、雨とはいえ、家族ででかけようとあいなる。池袋の絵本専門店で、いつもどおり娘子が絵本をみるので、そこでつかまる。ただ、絵本を読むのは個人的にも好きなので構わない。しりあがり寿さんの絵本があり、それを読む。初見だけでは絵本の味わいは楽しめないのだけど、これはどちらかというと子供向けというより大人に向けた絵本のように思う。


電車で赤羽を経由し、川口へ。赤羽の駅にエキュートという、なんというのか、駅の中にあるショッピングセンターのようなものが出来ており、一体どこにこんなスペースがあっただろうかと思い返すも思い出せず。謎だ。駅構内が広がったのか?


川口からバスに乗り、最近よく行くスーパー銭湯へ。値段もそこそこで、露天風呂だけではあるが、温泉もあり家族で気に入っている。お風呂の入り口で、娘子に「どっちと入る?」と聞く。1年前だったらそんなこと聞かずとも、問答無用で嫁氏と入っていたのだけど、ここ最近は僕と男湯に入ることもある。今回も娘子からは「おとー」と選ばれる。まぁ、娘子とお風呂に入ると、サウナなどにはいけないのだけど、それはそれで愉しいわけではあります。風呂から上がり、少しばかり休憩。こういう銭湯は、最近は子供が遊ぶスペースなんかもあり、ここで流れている「トムとジェリー」を娘子は愉しみにしていたりする。が、今日は別の映像が流れており、娘子はもっぱら他の子と遊んでいた。それで、遊んでいる最中に男の子を泣かせていた。うーん、どうやら男の子の頭と娘子のどこかがぶつかったみたいで、男の子が泣いている。こういうとき、娘子はまだ本気で謝ったことがなく、泣いてもそれも遊びの一部みたいになってしまう節がある。話をするのだけど、まだ実感を伴って理解してくれていない。難しいところだけど、こういうところもしっかり教えなくてはならないのだろう。


ともかく、その後も買い物をし、ご飯を食べ、一日ゆっくりした。


それと、買い物の際に、ディズニー版「不思議の国のアリス」がDVDで290円で売られてたので購入し、家に帰ってから家族で観た。僕は前半、眠くて寝てしまったのだけど、「誕生日じゃない日のお祝い」というまったくのデタラメだけがしばらく続くシーンなど、その振り切れっぷりに本当に驚く。すでにここまでやっているんだもんなぁ。


で、娘はそれを、ただただ観てる。あれに意味なんてない。「デタラメ」をとことんやっているんだ。あれの正しい見方は、「ただ観てる」が正解だろう。


話かわり、『この世で俺/僕だけ』は、ネットなどで観る限りではとても評判が良い感じだ。本当にうれしい。何よりうれしいのは、是非スクリーンで観たいと言ってくれる方が多いこと。それが本当にうれしい。知人友人からのメールももらうけど、おさむしからもらったメールは嬉しかった。沁みることを書いてくれる。有り難いです。


で、嫁氏のご両親も観てくれたらしいが、義父さん曰く、あの主人公の甲賀は俺だろうと言う。で伊藤は嫁氏だと。おそらくそれ、オムツのやり取りの場面だけだろう。確かに、僕はオムツを換えるのに、オロオロしていたけど。ただ、それはそれで各人の見方。


もう一つ、うれしかったことがある。僕のツイッターアカウントに、出演者の池松くんがコメントをくれたことだ。試写でもお会いしてないので、池松くんとは、まだ僕は一度もお会いしていない。ツイッターは、チラホラこちらからみていたけど。実は、池松くんと、今の僕の仕事で偶然の縁があり、そのことと今回のキャスティングはまったく関連ないことなのだけど、その不思議な縁にびっくりしている。その縁に関するコメントもあるのだけど、『甲賀(というキャラ)に出会えて幸せ』と書いてくれたことが、本当に何よりうれしかった。僕はキャスティングに全然関与してない。しょっぱなのキャスティングをどうするかみたいな話には少しばかりいたけれど。むしろ、池松くん(当然、他のキャストの方々もだけど)によって、甲賀のキャラクターの輪郭がくっきりしたわけで、どちらかと言えば、僕の方が、自分の描いた甲賀を、これほどまでに体現してくれる方がキャスティングされたことに感謝するところなのに。


でも、本当に、池松くんはじめ、夢のような豪華なキャスティングです。キャスティングを教えてもらうたびに、「うげ」とか「ふが」とか1人で言ってました。まさか、千葉さんが自分の書いた作品にでてくれているなんて。想像つかんよ。猫ホテ観てた身としては。そんなびっくりが満載です。本当に幸いです。