東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『日々雑感』

とても暑い土曜日。朝、父と母が池袋に来て、一緒に諸々に立ち会っていただく。想像していたよりも、スルリと物事が進行する。それで、父と母と鬼子母神周辺を散歩し、喫茶店に寄ったり、ご飯を食べたり。娘はどこでも元気に騒ぐので店で注意を受ける。そんなことも気にせぬ娘。


昼に僕だけ失礼して少しばかり仕事。それにしても暑い。で、ネットを見ていたら、梅雨が明けたとのこと。ずいぶんと早い夏の始まり。仕事を終えて帰宅してから、鬼子母神で行われいる『夏市』に行く。祭り。屋台はとても賑わっている。祭りは愉しい。娘と金魚すくいをやる。僕も久しぶりに金魚すくいをやってみる。これまでやったことは何回かあるけど、1回もすくえたことはなかったが、今回は1匹すくえた。娘はすくえずとりあえずサービスで1匹もらう。計2匹。家で風呂桶に金魚をいれる。それで娘子と風呂に入っていると嫁の叫ぶ声が。風呂から出ると、風呂桶がひっくり返っており、金魚が1匹いない。どうやら猫みぞれがひっくりかえしたらしく、その際に1匹が犠牲になってしまったようだ。なぜここで野生をむき出した、猫よ。ともかく生き延びた金魚を丁重に扱う(守る)。


日曜。その猫みぞれをペットショップにてサマーカットにしてもらう。毎年恒例。長毛種のみぞれには暑さ対策としてちょうどいいだろう。さっぱりとしたみぞれ。娘子は、やけにさっぱりしたみぞれを面白そうに見る。昼は西武デパートへ。久しぶりに屋上のうどん「かるかや」へ行くが、ひさしぶりに食べた釜揚げうどんは知るが妙に甘かった。どうやらすっかり「硯屋」のうどうに慣れてしまった。「硯屋」のうどんは美味い。それでまた仕事へ。仕事が終わったのは21時過ぎ。途中、天の底が抜けたような大雨が降った。本格的な夏かよ、七月にして。夜に、明日の映像演技で何をやろうかを思案。ずいぶん前に購入した劇団『ままごと』のDVD『わが星』をやっと観る。


月曜。映像演技のレッスン。今日は日本の小演劇について歴史的な流れをなんとなく追いつつ話をしてみる。それをやろうと思ったのは、前回のレッスンの際に、ほとんどの人が小演劇について知らなかったから。歴史を追うよう話す材料として、岸田戯曲賞の受賞作を追うというやり方をしてみる。で、話だけでは物足りないだろうから、映像も見せる。太田省吾さんの『水の駅』、野田秀樹さんの『Right Eye』。あと松尾スズキさんの『マシーン日記』など。『Right Eye』はかつてNHKで放送していたものをVHSで録画したものだ。久しぶりにVHSを再生させる。それにしても、昔はVHSの映像も気にせず観ていたけど、とても荒いな。そして早送りの遅さ。DVDや、ましてやブルーレイの便利さたるや。僕がそれらの作品からどれほど影響を受けたか。まだ、未見の彼らに、少しでも面白さを伝えたい。本当はもっといろいろ見せたかったし、伝えたかったけどやはり足りないような気がする。2時間って本当に話しはじめると少ないな。あと、チェルフィッチュのDVDを何か買おうかな。見せたいというのもあるけど、自分も観たいし。


火曜。仕事を昼過ぎで切り上げて、半休をとる。区がやってくれている娘の3歳時検診というものに僕も行く。と、いっても結局、ロビーのようなところで待っているだけなのだけど。同じ年齢の子たちがたくさん来ている。娘は元気で、ロビーの中をところ構わず走り回る。検診後、髪を切りに行こうということになり、隣駅のいつも行く美容室へ家族で行く。嫁も僕も、いつも髪を切ってもらっているSさんという人にお願いしている。娘を見て「大きくなったね」と言ってくれる。そして、娘はここでも走り回り、僕や嫁の切った髪を雪に見立てて遊ぶ。どこでもはしゃぐ娘だ。久しぶりに髪を切った。短くしてもらってさっぱりした。


家に帰ると、もう21時を過ぎていた。さすがに娘ははしゃぎ疲れたようで、すぐに眠った。僕も一緒にうつらうつらしてしまった。M君からの電話で目覚める。先日送付した台本を読んでくれたとのこと。例えば、阿佐ヶ谷とかどこかそういう場所の小さい喫茶店とかで上演をしてみてはどうですかと言ってくれた。前半部分をもっとシャープに出来るのではないかとも言ってくれた。とてもうれしい。今度、飲もうという話になった。久しぶりにM君ともゆっくり話をしたい。


そして今日も暑い夜。